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『ぼくと「ジョージ」 (岩波少年文庫)』のレビュー(読書感想)読書ノート

レビュー(読書感想)『ぼくと「ジョージ」 (岩波少年文庫)』の読書ノート作成者:chiyorin さん

ぼくと「ジョージ」 (岩波少年文庫)

ぼくと「ジョージ」 (岩波少年文庫)

E.L. カニグズバーグ / 岩波書店 / 文学・評論

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2014/12/22 作成
ネタバレ注意!

ベンとジョージは同じ人物だ。でもベンにはわからないことがジョージにはわかっていて、ベンをうまく誘導したり、弟との関係もよくしたりする。結局1人の人間の中に、全て備わっているということなのか。

最後にベンは、自分を理解しようとせず変わり者扱いしたり、自分を平気で落とし入れたりする人たちにさえ温情をかけてやる。自分がやってもいない罪をかぶることで。それがベンの価値観なんだろう。

1冊の本を読むことの幸せは、スイカの例えにあるような幸福かもしれない。
chiyorin さん
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