ゼニの人間学 (ロング新書)』の読書ノート作成者:K_Tousyoku さん
『2012/11/26 作成
ゼニというのは、いまの世の中では、ただの数字である。いくら大金をもっている富豪でも、現金をもっているわけではない。あるのは、貯金通帳や株券の数字だけだ。
数字には、ドラマがない。
どんなに預金がたくさんあっても、その預金がどうしてできたのか、いくらあくどいことをしていても、その裏側を数字で語ってはくれない。
逆に、どんなに多額の借金があっても、それも数字でしかない。その数字から、借金をした人間の苦悶のドラマを読み取るのは難しい。数字から人間の悲鳴が聞こえてくるわけではない。借金に苦しむ人間の叫び声は、数字の羅列に埋没してしまう。
僕は、ゼニのことでずいぶん苦労した経験をもっている。
その経験から漫画の『ナニワ金融道』が生まれた。
数字には、ドラマがない。
どんなに預金がたくさんあっても、その預金がどうしてできたのか、いくらあくどいことをしていても、その裏側を数字で語ってはくれない。
逆に、どんなに多額の借金があっても、それも数字でしかない。その数字から、借金をした人間の苦悶のドラマを読み取るのは難しい。数字から人間の悲鳴が聞こえてくるわけではない。借金に苦しむ人間の叫び声は、数字の羅列に埋没してしまう。
僕は、ゼニのことでずいぶん苦労した経験をもっている。
その経験から漫画の『ナニワ金融道』が生まれた。
K_Tousyoku さん
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