桜の首飾り』の読書ノート作成者:marie1127 さん
『2013/12/18 作成
あたしは学校を休んでばかりだから頭がとても悪いけど、クラスの子たちより言葉を知っていると思う。言葉の数とかじゃなくて、その意味や味を知っている。例えば、失望とか、屈辱とか、羞恥とか、後悔とか、孤独とか。だって、あたしはそれらの言葉を口に入れて、噛みしめて、涙がにじむくらいその苦みを舌に浸み込ませて、やっと飲み込んできたから。そして、飲んだ後もその言葉たちによって内臓をぐちゃぐちゃにされたから。本当に、よく知っている。
MEMO:
『初花』p.65-67
言葉を自分のものにするということはこういうこと。
きちんと味を知っている言葉を使って生きたい。
言葉を自分のものにするということはこういうこと。
きちんと味を知っている言葉を使って生きたい。
marie1127 さん
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