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『公務員だけの秘密のサバイバル術 (中公新書ラクレ)』のレビュー(読書感想)読書ノート

レビュー(読書感想)『公務員だけの秘密のサバイバル術 (中公新書ラクレ)』の読書ノート作成者:tsuzuki670 さん

公務員だけの秘密のサバイバル術 (中公新書ラクレ)

公務員だけの秘密のサバイバル術 (中公新書ラクレ)

中野 雅至 / 中央公論新社 / 社会・政治

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2015/03/31 作成
著者は厚労省のキャリアから大学教授になった人。
公務員バッシングが激化してきたのは1990年代から。その原因は①官民の労働条件の乖離(特に公務員の極めて安定した労働条件がやっかまれるようになる)と、②政府の役割の縮小・地位の低下がある。公務員の給与の基準となる人事院の調査はかつて従業員100人以上の企業を対象にしていたが、2006年から50人に引下げられた。著者の読みでは、今後従業員人数に制限のない国税庁の調査と一本化するだろうとのこと。きゃ

僕の感覚としては、「税金で食っているくせに」という言葉は全くもって批判たりえていない。民間企業は「私たち消費者の財布で食っているくせに」と言われても何も感じないだろう。公務員が上記の言葉を批判として受け取ってしまうとしたら、その心性こそが問題であるというべきだ。



tsuzuki670 さん
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