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『私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新…』からの引用(抜き書き)読書ノート

引用(抜き書き)私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)』の読書ノート作成者:kasuta さん

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 誰とどうつきあっているかで、あなたの中の分人の構成比率は変化する。その総体があなたの個性となる。十年前のあなたと、今のあなたが違うとすれば、それは、つきあう人が変わり、読む本や住む場所が変わり、分人の構成比率が変化したからである。十年前には大きな位置を占めていた当時の恋人との分人が、今はもう、別れて萎んでしまっていて、代わりにまったく性格の違う恋人との分人が大きくなっているとする。すると、あなた自身の性格、個性にも変化があるはずだ。個性とは、決して生まれつきの、生涯不変のものではない。(P89)
MEMO:
(要約)「個性」とは生まれつきの生涯不変のものではない。誰とどうつきあっているかで、あなたの中の分人の構成比率は変化し、その総体があなたの「個性」だ。

(メモ)分人の考え方を用いて、個性を捉えている。付き合っている人が変われば、自身の分人の構成比率は変わり、それが個性の変化につながるということだ。
さん
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