対岸の彼女 (文春文庫)』の読書ノート作成者:itoko さん
『2012/10/30 作成
軽い酔いも手伝って小夜子はべらべらとしゃべった。最近になって知った。しゃべることは、気持ちいいのだ。義母のことも、夫の不用意な発言も、口に出せば喜劇性を帯び、すぐに忘れられる。言わずにためこむと、些細なことがとたんに重い意味を持ち、悲劇性と深刻味を帯びる。
MEMO:
P.108
itoko さん
キーワードで引用ノートを探す