ヴェネツィアが燃えた日 世界一美しい街の、世界一怪しい人々』の読書ノート作成者:haruga6 さん
『2012/11/15 作成
フェニーチェの火災の、だれもが内省を強いられた余波のなかで、ヴェネチア人は私自身が自分に発したい問いを自らに投げかけているようだったーーそれはつまり、かくも超俗的で自然に反した環境で暮らす意味はいったい何なのだろう、という疑問である。かつてヴァージニア・ウルフが ”陽気で、神秘的で、無責任なすべてのものの遊び場” と呼んだものが、果たしていまのヴェネチアには残っているのだろうか?
haruga6 さん
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