『太ったんでないのッ!? (新潮文庫)』の読書ノートリスト
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- 不思議なもので、人はおいしいものにありつくと、声も動作も大きくなる傾向にあるけれど、納得のいかぬ味に出会うと、概して静かになる。 「大器バンザイ」p53 *** 私が好むのは、モノではなく泡(あぶく)のように消える贅沢である。 「指輪物語」 p60 *** 通常、何かに目がないという場合、二つのケースが考えられる。すなわち、そのモノに対して大いに造詣深く厳しい場合と、逆に判断がゆるくなる場合である。 「顰蹙茶漬け」p66 *** 贅沢とは、広くて大きいことなのだ。だからダンフミは贅沢を喜ぶのであろう。そう言うと、 「大きいだけじゃないの。贅沢はエレガントでなきゃダメなの」 「ディッファレント!」p77 *** だいたい、本当においしいと思ったときは、マナーを度外視してよいはずだ。 「「おいしい」まわり」 p130 *** 食べ物には力がある。食べ物は強い。人は食べなくては生きていかれない。この世で最高のスパイスは「空腹」なのだ。 「最後に愛は勝つ!」 p133 (続きを読む)
akinomiya さん(2013/06/02 作成)