なぜ書くか: エリザベス・ボウエン/グレアム・グリーン/V・S・プリチェットの往復書簡集』の読書ノート作成者:haruga6 さん
『2013/03/31 作成
作家も他の人と同じように一個の市民(生きる存在)であり、市民としてのディレンマをもっている。しかしプリチェットにおいては作家の市民としての時間は彼の作家としての時間に比べればほんのわずかでしかなく、市民であることは人間の全目的ではない。さらに、作家はたとえ社会にとって不可欠の存在であるにしても、一個の贅沢品にしかすぎないという自覚が彼にはあって、もし社会から攻撃を受ければ、作家はレジスタンスのゲリラ兵のように戦いつづけ、逃亡するほかにということになる。
P82
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MEMO:
訳者あとがきより
haruga6 さん
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