『人間失格』の読書ノート作成者:murakamisou さん
2012/11/23 作成
ネタバレ注意！
なし
MEMO：
今、私には幸も不幸もありません。
度重なる放蕩三昧、妻を汚された恥辱、薬物乱用という現実逃避。葉三は確かにひどい奴だ。そんな奴でも、純粋な心まで踏みにじらてゆくどうしようもなさは読んでいる方がいたたまれない。よく、人は死んだら仏になると言うが、彼の死後、彼が天使のように扱われる語り草に私なんかは一層いたたまれないものを感じる。彼が人間失格の烙印を自分自身に押す前に、せめてどうにかならなかったものだろうか、と。
度重なる放蕩三昧、妻を汚された恥辱、薬物乱用という現実逃避。葉三は確かにひどい奴だ。そんな奴でも、純粋な心まで踏みにじらてゆくどうしようもなさは読んでいる方がいたたまれない。よく、人は死んだら仏になると言うが、彼の死後、彼が天使のように扱われる語り草に私なんかは一層いたたまれないものを感じる。彼が人間失格の烙印を自分自身に押す前に、せめてどうにかならなかったものだろうか、と。
murakamisou さん
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