根をもつこと(下) (岩波文庫)』の読書ノート作成者:tmkn さん
『2012/11/24 作成
なんらかの思考が、あるときは心のなかで言語化され、またあるときは言語化にさえいたらぬまま、黙々と魂に働きかけるのだが微々たる影響しかおよぼしえない、といった事態が生じうる。
われわれが自分以外のだれかによって、たとえば自分がその言説を注意深く拝聴する人物によって、この思考が自分のそとで言語化されるのを聞くことができるなら、その思考は百倍もの力を得て、ときにはわれわれの内面的な変容をひきおこすかもしれない。
われわれが自分以外のだれかによって、たとえば自分がその言説を注意深く拝聴する人物によって、この思考が自分のそとで言語化されるのを聞くことができるなら、その思考は百倍もの力を得て、ときにはわれわれの内面的な変容をひきおこすかもしれない。
tmkn さん
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