『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)』の読書ノートリスト
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- 【終章 変わりゆく世界】 この先10年でなくなる可能性のある仕事(オックスフォード大学の論文)→銀行の窓口担当者,不動産登記代行,保険代理店,証券会社の一般事務,税務申告書代行者など,金融・財務・税務系の仕事は影響が大きそうだ。また,スポーツの審判や荷物の受発注業務,向上機械のオペレーターなどの「手続き化しやすい」職業もなくなる確率が高いとされている。一方,なくなる確率が低いほうのリストを見ると,医師や歯科医,リハビリ専門職,ソーシャルワーカー,カウンセラーなどの職業が入っている。対人コミュニケーションが必要な職業は,当面は機械で置き換えるのが難しいのだろう。 短期から中期的には,データ分析や人工知能の知識・スキルを身につけることは大変重要である。ところが,長期的に見ると,どうせそういった部分は人工知能がやるようになるから,人間しかできない大局的な判断をできるようになるか,あるいは,むしろ人間態人間の仕事に特化していったほうがよい,ということになる。 もしわれわれにとってわかりやすい変化が急速に起こるとすれば,医療,法務,財務といったあたりの分野だろう。専門家を代替する経済的メリットが高く,多くの人がそのサービスを潜在的に必要としているからだ。それぞれの専門分野について答えてくれるIBMのワトソンのようなシステムが,完成度の高い形でマーケットに投入されれば,一気に実用フェーズに乗ってくる可能性はある。 ほかに急速に浸透するとすれば,秘書の分野だろうか。Siriのようなシステムは,利便性が一定の水準を超えると,いきなり日常的に使われ始める可能性がある。検索エンジンがウェブという媒体でユーザーを一気に獲得したように,個人にとって新しインターフェースができれば,広告やEコーマースのチャンネルとして強力な力を持つだろう。(続きを読む)
masudakotaro さん(2016/11/13 作成)