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『TPPと日本の論点 (農文協ブックレット)』からの引用(抜き書き)読書ノート

引用(抜き書き)TPPと日本の論点 (農文協ブックレット)』の読書ノート作成者:chino6ji さん

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ネタバレ注意!
TPPと日本の論点では、

中野剛志「誠実な経済学者であるならば、TPPに反対しなければならない」(22頁~)
・TPPは、アメリカによる近隣窮乏化政策を首尾良くすすめるための格好の装置

しかし、本サイトではまだ検索されなかった、
『アベノミクスと日本の論点』の方でより、現実的な話が目白押しである。


鈴木宣弘「国益を損なうことが証明されたTPP日米事前協議」(71頁~)
・米韓FTA: 2年前に米国は日本に内容を見るよう知らせていたのに、政府(民主党)は国民に知らせるな、と緘口令・・・酷いな

広井良典「脱成長のコミュニティ経済論」(88頁~)
・コミュニティ経済の特質:
①  経済の域内循環
②  生産のコミュニティと生活のコミュニティの再融合
③  相互扶助的性格の再評価
④  有限性の中での生産性の再定義

福士正博「地域活性化の指標-『地域内乗数効果』」(98頁~)
・NEF(英国市民団体)によるLME: 灌漑と、漏れ口を塞ぐ

小田切徳美「脱成長の農山漁村再生」(123頁~)
・図(130頁)は極めて重要: 地域づくり枠組みの提供

田代洋一「アンチ・アベノミクスの地域経済学」
・地域マーケティング事例: 南信州中山間地域、JA南信州
MEMO:
ピンク色の本であるが、上記の論点のうち、株主や投資家だけのための印象を受けるアベノミクス。とてもではないが、消費増税やTPPと連動されて、物価高では暮らしていけない。非正規36%と言われる時代に、地域の豊かさを確保するには、相当な努力が必要であると思えた。
さん
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