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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • ムーミン谷のひみつ (ちくま文庫)
    ミイがいみじくも言いはなったとおり、ものは貯めこめば貯めこむほど「くさる」。最初はいやいやながらでも与えることで、ムーミントロールは少しずつ自由になっていく。最後には、これだけは確保するぞとタイルストーブの中に隠しておいた、とっておきの苺ジャムの大瓶を、元気が良すぎてみんなから煙たがられていたヘムルに餞別として差し出すまでになる。 どんなにいいものでも、守りに入りすぎると〈くさらせて〉しまうよ、と。(続きを読む
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    chiyorinさん
    chiyorin さん(2015/03/09 作成)
  • 仕事は楽しいかね?

    仕事は楽しいかね? の引用ノート

    デイル ドーテン / きこ書房

    肝に銘じておいてくれ。 売れ残ったテント用の帆布を使って 何をすべきか考え続けてこそ、 リーバイスのジーンズを思いつくことができるんだってことを。(続きを読む
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    h_nagashimaさん
    h_nagashima さん(2015/02/05 作成)
  • 仕事は楽しいかね?

    仕事は楽しいかね? の引用ノート

    デイル ドーテン / きこ書房

    「どんなふうに僕がアイデアを生み出しているか、教えてあげよう。もし試してみたいというならーそして、この空港が再開されれば、だけどー、きみには帰りの飛行機の中でやるべきことがある。リストを三つ、つくるんだ。  まず、仕事上でやったミスを全部書き出すこと。宇宙がきみにささやきかけてきたことに耳を傾けてごらん。きみの仕事にとってのCPR(心配蘇生法)が待ち受けているのがわかるかもしれないよ。  次は、問題点を書き出すこと。仕事に関してイライラすることを残らず並べるんだ。だれかほかの人が不平を漏らしているのを聞いたことがあったら、それも書き出すこと。ヒーローになりたいなら、ほかの人の問題も解決しないとね。  最後に、仕事に関してやっているすべてのことをリストアップすること。あらゆることを変えるには、まず〈あらゆること〉とは何かというリストをつくる必要がある」(続きを読む
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    h_nagashimaさん
    h_nagashima さん(2015/02/05 作成)
  • フランス文学精読ゼミ
    p.107  ミノスとパジファエの娘 La fille de Minos et de Pasiphaée ヴォルテール Voltaire(1694-1778)が、フランスで一番美しい詩句は?という問いに答えて挙げたのが、このジャン・ラシーヌJean Racine(1639-1699)作『フェードル』Phédre(1677)の一節だ。何で?外国人からすれば、字面だけでは「ポールとジャンの母」というのに等しい。「前置詞deは何度でも繰り返す」という初級文法の例文みたいだ。フェードルその人を指すこの句がギリシア神話世界の全体を浮かび上がらせる、という「文化的美」の根拠については今は論じない。これが12音節詩句(アレクサンドラン alexandrin)であること、この形がわれわれの五七五とか五七五七七とかと同じような文化的価値を担い、かつフランス詩形の中でもっとも荘重優美という連想をもたらすことにも注目しよう。 (続きを読む
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    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/02/02 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.157 母の面前で母を否定する革命家イエス。そして、おろおろとまどうしかない、しかし慈愛に満ちた母。迎えに来たおっ母さんの気持もわかってやれや、と忠告する苦労人。この場面こそ、思想や宗教というものが、ある人にとっては歓びとなり、ある人にとっては苦痛になり、神聖劇にもなれば茶番劇にもなるという、まことに不可解なものだということを原点ともいえる形で描いているのだ。 (続きを読む
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    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.75 ここでも谷沢(引用注:谷沢永一)は、近代合理主義的人間至上主義が合理外のことを忘れて破綻しかかっていることを、卑小な現世哲学に切りつめて乗り切ろうとしている。ここで谷沢が想定しているのは、たとえば、貧富の差、肉体的障害、社会的差別、ということに対して、ほとんどダダをこねているに等しい要求がしばしば左翼陣営から叫ばれていることだろう。こういう要求が異常なものになりがちなのは、近代合理主義的人間至上主義が合理外の「運」というものを視野の外に置いた結果であることは、私も谷沢以上に認める。「以上に」というのは、私は、こういうダダをこねている人に、一方では同じ人間として(これを儒教では「仁」という)かぎりなく共感するからであり、そして、異常な要求をするという袋小路に入るしかない近代合理主義を、それこそ「運」をも取り込んだ理論を創出することによって克服しようとしているからだ、微力ながら。(続きを読む
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    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.54-55 だが、こういった矛盾(引用注:青年のものである近代教養と生活神野論理との乖離)に気づいている人もいた。 たとえば、柳田国男もその一人である。彼は、近代教養を生活の哲学とせず、伝統的な生き方をしている人たちの、一見非論理的・非体系的な思考を、民俗学という形で組み上げようとした。それが単なる学術的好奇心、功名心によるものではなく、「常民」と哲学との結合であったことは、彼が自分の思想を「新・国学」と称したことによく現れている。 (続きを読む
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    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.176 他の外国人とは何人のことだろう。フランス人か、ルーマニア人か、リヒテンシュタイン人か、アルゼンチン人か、ヌビア人か、ケニア人か、パキスタン人か、ネパール人か。新聞記事にはっきり書けないような外国人というものがあるらしい。どこの民族とも、過去を隠蔽したり美化することなく、友好を深めなければならないはずではないか。日本が侵略、併呑する側にあった支那(引用注:呉はあえてこの名称を使っている)、朝鮮人民に対して友好を深めるためにこそ、歴史の糊塗をいましめなければならない。この記事から二年後に、教科書の「侵略」糊塗騒ぎが起きている。(続きを読む
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    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.37 だが、そもそも、公認された知の集合・知の世界=教養という時の「公認」には、保守的なものも進歩的なものもともに含まれる。進歩的なものは、保守派にとっても、進歩的なるものとして諒解可能なのである。共産主義は、反共主義者にとって、共産主義なるものとして諒解可能なのである。公認の配分という程度の差こそあれ、進歩も保守も公認教養の中に含まれているのだ。(続きを読む
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    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
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