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『社会・政治』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『社会・政治』関連の読書ノートリスト

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  • ニュータウン再生―住環境マネジメントの課題と展望
    ニュータウンは、高齢化や老朽化、開発主体の撤退に伴って、様々な問題を抱えている。そのため住民や地元自治体による住環境管理の確立が焦眉の課題である。そこで日本最初のニュータウン千里の開発当初から現在まで、開発主体、自治体、住民、市民の住環境保全の動きを詳細に追い、そこから今後の協働のあり方を提案したい。(続きを読む
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    klabさん
    klab さん(2015/07/14 作成)
  • 毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
    決して美しいとはいえない佳苗の容姿はセンセーショナルに報道されてきた。腫れぼったい目,肉付きの良すぎる体,全体的に不潔そう・・・そんなイメージを持った人は多かったはずだ。が,実際に数メートルの距離で見るナマ佳苗から,だらしなさや不潔さや醜さは,全く感じなかった。拘置所では化粧水が使えないのか,額のニキビと顔の赤らみが目立ったが,それよりも,大きく胸の開いた薄いピンクのツインニットからのぞく肌の白さにハッとした。シミ一つない完璧な白,絹のような美肌だ。 そして,なんといっても,声だ。この日,佳苗が話す機会はなかったが,休廷中に弁護士や拘置所職員に話しかけるのが聞こえてきた。それはあまりに優しくて上品だった。内容は聞き取れなかったが,耳に優しいウィスパーボイスだ。ソプラノと言い切れるほど高くはないが,アルトでもない。耳にちょうどよい感じのいい声というような。 佳苗は3件の殺人,3件の詐欺,3件の詐欺未遂,1件の窃盗で起訴された。3件の殺人については無罪を主張し,詐欺については一部認め,窃盗は否認している。 検察側の尋問に対し弁護側が「異議あり」などと声をあげたときなどは,悠然と目の前のファイルを開き,時折ボールペンで何かを書き込むこともあった。その姿が,また印象的だった。ボールペンは100円のノック式のものだが,ノックの仕方が,なんていうか,優雅なのだ。ペンを少し傾けゆっくりと親指で押す。書き終わったら丁寧に芯を戻し,ファイルの背に挟む。一つ一つの所作がきれいだ。 驚いたのは休憩時間に,縄を持つ若い女性拘置所職員に一言二言話しかけ,「よろしく」っていう感じで両手を差し出していたことだった。手を軽くひねるように差し出す姿は,どこか色っぽさが漂う。縄につながれる動作が優雅な被告人なんていただろうか!? お昼の休廷後,肩で切りそろえられた佳苗の髪の位置が,午前中と比べ明らかに上がり,きれいにカールされていた。「あれ,絶対巻いてますよ」。隣に座った女性記者が言っていた。 フツーの被告人はマジメな印象を与えるため,色のある服を避けると,裁判に詳しい友人が話していたが,佳苗は公判が始まってからずっと,きれいな色の,旨の大きく開いた服を着てきている。まじめさよりも,デコルテを強調だ。そしてこの日,顔のニキビが薄くなっていた。ファンデーションを塗っているようにも見えた。きれいだった。観られるほどきれいになっていくタイプなのかもしれない。 この日の佳苗は,ドレープが豊かなグレーのニットに,胸元にレースのある白のカットソーだった。胸元協調は変わらないが,これまでで一番シックで,おしゃれに見えた。 休廷中,被告人席に座った佳苗は弁護士と談笑することがある。弁護士と佳苗の関係は良好のようで,佳苗は深い信頼をみせているようだ。裁判の間の無表情とは違い,華やかな笑顔がのぞく。 寺田さんはシステムエンジニアだった。女性との縁は薄く,人付き合いも得意なほうではなかった。寺田さんの携帯電話に登録されていたのはたった3人だ。お母さんとお姉さんと佳苗。証言台に立った上司は寺田さん像を尋ねられ,こう言った。「無口で寡黙で黙々と働いていました」。無口で寡黙で黙々って,どれだけ無口なのか。 公判が始まってから2週間あまり。被告人席に座る佳苗は,今のところ一度も同じ服の組み合わせをしていない。顎をひいた美しい姿勢のまま,優雅な手つきでメモを取り,時に弁護士に質問する姿は,熱心な受験生のようにも見える。「毒婦」というには,不思議な清潔感がある。 ふざけているわけではないが,被告席に座る佳苗を観ていると,三つの殺人事件の公判をそれぞれシーズン1,2,3とか名付けたくなってくる。たとえば“シーズン1”の大出さん事件が終わり,寺田さん事件に移ったころを境に,佳苗は前髪を切り,服装をパンツからスカートにしている。「これからはシーズン2!」とでもいうような主人公の突然のイメチェンだ。スカート丈はたいてい膝上5センチ。節電のせいか足下が冷える法廷で,佳苗はベージュの網タイツで登場することもある。裁判員を含め紺や黒の服を着た人が多い法廷で,佳苗の薄着と網タイツは,ヒロインそのものだ。あまりに堂々とした姿に,縄を持つ女性拘置所職員がおつきの人に見えてくるほど。 (続きを読む
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    masudakotaroさん
    masudakotaro さん(2013/09/08 作成)
  • 検証 日朝交渉 (平凡社新書)
    p177「拉致被害者のうち生存者は五人で、八人が死亡しているという北朝鮮からの通知は、被害者の家族に大きな衝撃を与えた」「しかし、ここで苦痛に耐え、怒りを抑えながら理性的な外交を進めることが必要であったと思われる。日朝国交樹立を求めていく道は、拉致問題を解決するためにも唯一の現実的な道であった」(続きを読む
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    midnightwakeuperさん
    midnightwakeuper さん(2013/11/15 作成)
  • イスラエル (岩波新書)
    終章 イスラエルはどこに向かうのか ①分裂する国家像 ・和平の破綻への道 ・イスラエル社会の三つの亀裂 ・イスラエルの安全保障 ・イスラエルの核開発 ②アメリカ問題としてのイスラエル ・アメリカとの特別な関係 ・イスラエル・ロビー ・キリスト教シオニスト ・アメリカ問題としてのイスラエル ・ディレンマの中のイスラエル(続きを読む
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    tmkn さん(2012/12/31 作成)
  • イスラエル (岩波新書)
    第5章 占領と変容 ②1970年代の「オリエンタル・リバイバル」 ・文化的差異の序列化 ・ムスラーラ地区の「反乱」 ・ブラック・パンサー ・「港から入植地へ」方式 ・モロッコ系ユダヤ人のモシャーヴ ・モロッコ系移民のスラムと暴動 ・放置された格差 ・伝統文化の再生 ・アグダト党(続きを読む
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    tmkn さん(2012/12/31 作成)
  • 転職哲学

    転職哲学 の引用ノート

    山崎 元 / かんき出版

    はたらくを楽しむための・・・(続きを読む
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    hellohello2さん
    hellohello2 さん(2012/11/18 作成)
  • 団地の空間政治学 (NHKブックス No.1195)
    知られざるもうひとつの戦後思想史 高度成長期に燦然と輝いていた団地文化とは何だったのか? 大阪・香里団地から多摩ニュータウンまで東西の団地を俎上にのせ、歴史的成り立ちや住民意識、さらに沿線の鉄道の影響などを仔細に検討し、躍動する団地自治の実態とその政治性を明らかにする。フィールドワークを重ね資史料を渉猟した著者が、団地の栄光と挫折の歴史を描く渾身の一書。(続きを読む
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    klabさん
    klab さん(2015/07/14 作成)
  • 別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判
    【第一部 別海から来た女】 取材拒否の姿勢は全く変わらなかった。そんな頑なな態度とは逆に,淳子の声は依然と同様沈んではいなかった。それどころか,こちらの質問に,若者がよくやるような語尾を長くのばした答え方をし,ときには「ふふふ」という含み笑いまでした。淳子の態度には,娘が世間を騒がせて申し訳ないという母親の殊勝さは感じられなかった。むしろふてぶてしさのようなものすら感じて,たじろがされる思いだった。そして木嶋佳苗の特異な性格は,この母親から受け継いだものではないかという思いが,ふと胸の内をよぎった。 【第二部 百日裁判  1 初公判】 その女は白黒チェックのインナーの上に色鮮やかな水色のカーディガンを羽織り,下は黒のストッキングに,ベージュのスカートをはいていた。 木嶋は髪をボブヘアに整え,つけまつげをつけアイラインまで引いていた。それなりの容貌ならいま流行りの“美魔女”にも見えるヘアスタイルと化粧だが,木嶋の御面相はどうひいき目に見ても十人並み以下だった。年齢も実際の三十七歳より老けて見える。 どこにでもいそうなおばさんに不釣り合いな化粧をほどこした顔には,昭和の香りが濃厚に漂っていた。 司法担当の新聞記者から漏れ聞こえてくるのは,こんな噂だけだった。「木嶋佳苗は取り調べに一言も応じていない。そのくせ,出された弁当は全部ぺろりと平らげているそうです」 薄化粧をして周囲を時々睨め回す木嶋佳苗の態度には,傍聴席を観客席と見立てて芝居をする演劇女優のように,法廷の空気を楽しんでいる余裕さえ感じられた。 裁判長「名前は」 被告「木嶋佳苗です」 三人の男を殺したとは思えないきれいな声だった。 裁判長「この件についてはどうですか」 「木嶋」私は寺田さんを殺していません」 鈴を転がすような美声でそう言われると,却って不気味な迫力があった。木嶋はその後の答弁でも,「お料理」「お食事」といった丁寧語を使った。通帳を銀行員しか使わない「お通帳」と言ったのには驚いた。それらの言葉遣いが板についているところも意外だった。 木嶋佳苗は生まれついての犯罪者の素質を持った女。(小学校時代に貯金通帳を盗んだという木嶋正英<=佳苗の祖父>の証言による) 木嶋佳苗は生まれついての犯罪者ではないか。 木嶋佳苗が絡んだ事件は起訴されただけでも殺人三件,詐欺その他七件,計十件あり,立証すべき事実も多岐にわたっている。 木嶋は別海高校を卒業後,上京して東洋大学経営学部(二部)に入学したが,一回も授業に出ずに除籍となっている。また,様々な職業に就いたというのは“自己申告”に過ぎず,仕事らしい仕事に就いた経験はない。ケンタッキー・フライド・チキンで働いたことはあるが,これも短期間で辞めている。 木嶋は午前中の水色のカーディガン姿から一変,濃紺のジャケットに純白のインナーという衣装に“お色直し”してきた。インターは午前のチェック柄より,明らかに胸を大きく露出させていた。唇にもリップグロスが塗られている。 (続きを読む
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    masudakotaroさん
    masudakotaro さん(2013/09/08 作成)
  • 毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
    頭がフラフラになりながら,田舎に帰ろうと首都高を歩いてしまったM氏や,1泊10万円のリッツ・カールトンをプレゼントするK氏ら,騙された男性たちをピュアだ,純粋だ,気の毒だという声もある。確かに気の毒だと思った。(中略)でも,私には公判が始まって以来,頭の隅のどこかで考えてしまうことがある。もし,これが男女逆だったら?考えても仕方ない前提が,何度も頭に浮かぶ。初対面の男とホテルに行く女性や,男の家にすぐあがる女性や,婚活サイトで男を探す女に,世間は“ピュア”と言うだろうか。ラブホテルで睡眠薬を飲まされた女を“純情”と言うだろうか。「被害者にも落ち度があった」という聞きなれた声がもっと飛び交うんじゃないか。 安藤さんの事件に切り替わった次の日,佳苗は靴を新調した。通常,被告人は走って逃げられないよう,スリッパを履く。佳苗もこれまでは,黒のスリッパを履いていた。ところがこの日,佳苗の足元はスリッパではなく,5センチヒールのサンダルだったのだ。黒いメッシュの先から,つま先がのぞいている。「あんなの初めて観た」。隣に座ったベテラン記者が驚いていた。午前と午後で服を変えたり,前髪を切ってきたり,唇をつやつやさせたり,旨が大きく開く華やかな服を着てきたり・・・・と,この手の“伝説”を次々つくる佳苗を,「ふてぶてしい」と言う人は多い。確かに,被告人席に座っているのにおどおどした様子はなく,感情的にはしごく安定していて,表情を一切変えない佳苗は“ふてぶてしい”のかもしれない。それでも私には,ふてぶてしいというより,佳苗が他人からの同情を拒否しているように見える。 新しいサンダルを履いた日,佳苗の足下が見える席で傍聴した。佳苗は机の下でつま先を立て,足を床から数センチ浮かし,足首をひねったりしていた。え?まさか美脚づくり?佳苗の足首は締まっているなぁ,と思っていたけれど・・・。試しに佳苗と同じ動作を私もしてみた。数秒で疲れて諦めた。もしかしてこの人は,“つまらない”審理の時,ずっとこうやって足を浮かせ続けてきたのではないないだろうか。キュッとしまった足首に釘付けになった。 男は佳苗が不美人故にこの事件に関心を持たないが,女は佳苗が不美人だからこそ,関心を持つのかもしれない。 この社会に生きていれば,不美人であることの不遇を,女は痛いほど感じている。女は,男のようにブスを笑えない。自分がブスだ,と自虐はしても,他人のブスは笑わない。それは天につばするようなものだから。そんな社会で,佳苗は軽々と“ブス”を超えたように見えるのかもしれない。容姿を自虐することもなく,卑屈になることもなく,常に堂々と振る舞う佳苗。不美人を笑う男たちを嘲笑うように利用したのは,不美人の佳苗だ。そこに女は,佳苗の新しさを見る。 2月17日,第23回公判。木嶋佳苗本人が証言台に立った。この日に着ようと取っておいたのだろう。初めて見る黒のシックなワンピースに,白いカーディガン。胸元の開きは,いつもより狭めだ。(中略)冒頭で「殺していません」と否認した佳苗の声は,美声,であった。“鈴を転がすような声”とは,こういう声を言うのかもしれない。あいうえお,と佳苗が言うとそれは,ああん,いひん,うふんと聞こえるはずだ。そのセクシーな声で手際よく語る調子は耳に優しく,自然に引き込まれてしまう。 「男性たちには褒められました。具体的には,テクニックというよりは,本来持っている機能が,普通の女性より高いということで,褒めて下さる男性は多かったです」 「(彼がいるのに)他の男性とセックスすることを,裏切りとは思わなかったのか?」という問いには,ああそれね?って感じでこう答えていた。「そういう価値観は,持っていませんでした」 佳苗はデパート内のスーパーでバターや蜂蜜など,道警7万円もの買い物をしていた。検事は「値札を見ないのか!?」と声を荒げたが,「ふだんからお買い物をする時,値段を気にしたことはありませんでした」と佳苗は言い放った。 冷静に男性たちのルックスを評価し,結婚する気はなかった,と淡々と話す佳苗。後の検察側の被告人質問の時,ある男性と泊まったホテルに別の男性とも泊まったことについて,若い男性検事が呆れたように聞いたことが忘れられない。「抵抗はないんですか?」。その時,佳苗はサラリとこう答えたのだった。「何に抵抗を感じるのか分かりません」。男は純情の名の下にお金を出し,愛を求め,手料理を求め,セックスを求めてくる。佳苗のドライさと合理性に,純情が敵うわけがない。 (続きを読む
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    masudakotaroさん
    masudakotaro さん(2013/09/08 作成)
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