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『社会・政治』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『社会・政治』関連の読書ノートリスト

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  • イスラエル (岩波新書)
    終章 イスラエルはどこに向かうのか ①分裂する国家像 ・和平の破綻への道 ・イスラエル社会の三つの亀裂 ・イスラエルの安全保障 ・イスラエルの核開発 ②アメリカ問題としてのイスラエル ・アメリカとの特別な関係 ・イスラエル・ロビー ・キリスト教シオニスト ・アメリカ問題としてのイスラエル ・ディレンマの中のイスラエル(続きを読む
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    tmkn さん(2012/12/31 作成)
  • 毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
    頭がフラフラになりながら,田舎に帰ろうと首都高を歩いてしまったM氏や,1泊10万円のリッツ・カールトンをプレゼントするK氏ら,騙された男性たちをピュアだ,純粋だ,気の毒だという声もある。確かに気の毒だと思った。(中略)でも,私には公判が始まって以来,頭の隅のどこかで考えてしまうことがある。もし,これが男女逆だったら?考えても仕方ない前提が,何度も頭に浮かぶ。初対面の男とホテルに行く女性や,男の家にすぐあがる女性や,婚活サイトで男を探す女に,世間は“ピュア”と言うだろうか。ラブホテルで睡眠薬を飲まされた女を“純情”と言うだろうか。「被害者にも落ち度があった」という聞きなれた声がもっと飛び交うんじゃないか。 安藤さんの事件に切り替わった次の日,佳苗は靴を新調した。通常,被告人は走って逃げられないよう,スリッパを履く。佳苗もこれまでは,黒のスリッパを履いていた。ところがこの日,佳苗の足元はスリッパではなく,5センチヒールのサンダルだったのだ。黒いメッシュの先から,つま先がのぞいている。「あんなの初めて観た」。隣に座ったベテラン記者が驚いていた。午前と午後で服を変えたり,前髪を切ってきたり,唇をつやつやさせたり,旨が大きく開く華やかな服を着てきたり・・・・と,この手の“伝説”を次々つくる佳苗を,「ふてぶてしい」と言う人は多い。確かに,被告人席に座っているのにおどおどした様子はなく,感情的にはしごく安定していて,表情を一切変えない佳苗は“ふてぶてしい”のかもしれない。それでも私には,ふてぶてしいというより,佳苗が他人からの同情を拒否しているように見える。 新しいサンダルを履いた日,佳苗の足下が見える席で傍聴した。佳苗は机の下でつま先を立て,足を床から数センチ浮かし,足首をひねったりしていた。え?まさか美脚づくり?佳苗の足首は締まっているなぁ,と思っていたけれど・・・。試しに佳苗と同じ動作を私もしてみた。数秒で疲れて諦めた。もしかしてこの人は,“つまらない”審理の時,ずっとこうやって足を浮かせ続けてきたのではないないだろうか。キュッとしまった足首に釘付けになった。 男は佳苗が不美人故にこの事件に関心を持たないが,女は佳苗が不美人だからこそ,関心を持つのかもしれない。 この社会に生きていれば,不美人であることの不遇を,女は痛いほど感じている。女は,男のようにブスを笑えない。自分がブスだ,と自虐はしても,他人のブスは笑わない。それは天につばするようなものだから。そんな社会で,佳苗は軽々と“ブス”を超えたように見えるのかもしれない。容姿を自虐することもなく,卑屈になることもなく,常に堂々と振る舞う佳苗。不美人を笑う男たちを嘲笑うように利用したのは,不美人の佳苗だ。そこに女は,佳苗の新しさを見る。 2月17日,第23回公判。木嶋佳苗本人が証言台に立った。この日に着ようと取っておいたのだろう。初めて見る黒のシックなワンピースに,白いカーディガン。胸元の開きは,いつもより狭めだ。(中略)冒頭で「殺していません」と否認した佳苗の声は,美声,であった。“鈴を転がすような声”とは,こういう声を言うのかもしれない。あいうえお,と佳苗が言うとそれは,ああん,いひん,うふんと聞こえるはずだ。そのセクシーな声で手際よく語る調子は耳に優しく,自然に引き込まれてしまう。 「男性たちには褒められました。具体的には,テクニックというよりは,本来持っている機能が,普通の女性より高いということで,褒めて下さる男性は多かったです」 「(彼がいるのに)他の男性とセックスすることを,裏切りとは思わなかったのか?」という問いには,ああそれね?って感じでこう答えていた。「そういう価値観は,持っていませんでした」 佳苗はデパート内のスーパーでバターや蜂蜜など,道警7万円もの買い物をしていた。検事は「値札を見ないのか!?」と声を荒げたが,「ふだんからお買い物をする時,値段を気にしたことはありませんでした」と佳苗は言い放った。 冷静に男性たちのルックスを評価し,結婚する気はなかった,と淡々と話す佳苗。後の検察側の被告人質問の時,ある男性と泊まったホテルに別の男性とも泊まったことについて,若い男性検事が呆れたように聞いたことが忘れられない。「抵抗はないんですか?」。その時,佳苗はサラリとこう答えたのだった。「何に抵抗を感じるのか分かりません」。男は純情の名の下にお金を出し,愛を求め,手料理を求め,セックスを求めてくる。佳苗のドライさと合理性に,純情が敵うわけがない。 (続きを読む
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    masudakotaroさん
    masudakotaro さん(2013/09/08 作成)
  • イスラエル (岩波新書)
    ③イスラエルにおける民族対立―ユダヤ人とアラブ(パレスチナ人) ・イスラエルの中のパレスチナ人 ・乗合タクシーにて ・人口の二割に ・パレスチナ人出稼ぎ労働者たち ・少数「民族」 ・「アラブ」以外の少数派 ・チェルケス人 ・ビシャーラ事件 (続きを読む
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    tmkn さん(2012/12/31 作成)
  • フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質
    *どうしたら姿勢がよく見えるかを研究して、その姿勢がしっくりくるまで、つねに自分の姿勢をチェックする。 *いろいろな香水を試して、自分らしい香りをひとつ選ぶか、気に入ったものをいくつか買ってみる。 *爪は磨いてやすりをかけるだけでも、きれいにマニキュアを塗ってもいいけれど、手入れを怠らないようにする。 *健康的な髪と魅力的なヘアスタイルで、女っぷりはすごく上がる。 *自信やユーモアのセンスや冒険心など、目に見えない女らしさがいちばん大切。そういうものを見失わないようにする。(続きを読む
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    yo-koさん
    yo-ko さん(2015/07/13 作成)
  • 私は負けない 「郵便不正事件」はこうして起きた
    逮捕されたからといって,私がそれほど激しく落ち込まずに済んだのは,生来ののんきな性格に加え,多くの人に応援していただいたこと,そして,夫と娘たちの存在が大きかったと思います。 もともと楽観的な方ですし,(中略)今できないことは悩んでいても仕方がない,とりあえず横に置いておこう,というのがほとんど習慣のようになっていました。逮捕されて拘置所にいるときも,「なんで逮捕されちゃったんだろう」と今更考えてみても,逮捕されたこと自体はいくら私が努力したところで変えられない。それだったら今何ができるか考えようとおもいました。 「あなたが何をしてたって,あるいはあなたに何の罪もなくたって,生きていれば多くのことが降りかかってくるわ(中略)だけど,それらの出来事をどういう形で人生の一部に加えるかは,あなたが自分で決めること」(『サマータイム・ブルース』サラ・パレツキー,山本やよい訳,ハヤカワ・ミステリ文庫) 「無実」だからといって無罪になるとは限らない。 「無実」だから必ず無罪が勝ち取れると思うと,最後にそうならなかった時に辛い。 裁判結果がどうであろうと,私が「無実」であることは変わらない。裁判所で闘う以上は,「無実」を社会に証明する方法として,「無罪」を目指す。でも,たとえ悪い結果が出たとしても,がっかりすることなく,最後まで闘う。 検察というのは,「本当はどうだったのか」ということには何の関心もないのだな,と感じました。それよりも,自分たちの冒頭陳述を守ることに全力を傾ける。途中で新しいことが分かっても,自分たちのストーリーと違えば,一切無視して,自分たちの物語だけを守っていく。つまり,真実はどうであれ,裁判で勝つことだけが大事というのが彼らの行動原理だと,よく分かりました。 「勝ち」にこだわりすぎて,何度も引き返すチャンスがあったのに,それをすべて活かせませんでした。なぜ,この組織はこんなにも,引き返せないのでしょうか。 検事たちは,使命を与えられ,走り始めると,とにかくそれに向かってまじめに突き進んでしまう。それは,ある種の本能なのでしょう。それが困難な事件を解決するために活かされることもあるのでしょう。でも,今回のように,一丸となってストーリーどおりの調書作りに励んでしまったり,問題が発覚しても途中で止められず,最後まで走り続けてしまうことにもなります。 やってもいない罪に問われた時,運を頼みにしなければならないのでは,法治国家としてあまりに残念です。普通に適正な手続を行えば,無実の者の嫌疑が速やかに晴れるような,冤罪ができる限り防げるような,そんな仕組みが必要ではないでしょうか。 罪を認めない人が,それゆえにいつまでも身柄拘束されるのは,問題です。身柄を拘束されることが,本人と家族の生活をどれだけ破壊することなのか,検察と裁判所は本当に理解しているのでしょうか。 身柄拘束が,そういう様々な問題をもたらすという想像力に欠けたまま,前例主義と事なかれ主義に陥っているのではないかと,特に勾留や保釈の判断をする裁判官には申し上げたい。 裁判官は全能の神ではないのに,過剰な期待をかけすぎている。 裁判は,真相究明の場ではなく,被告人が本当にその罪を犯したと,合理的な疑いを差し挟む余地がないほどの立証を検察官ができたのか,もし犯人だとすればその責任はどれくらいかを見極める場所です。なのにマスメディアも,「真相解明」を言い過ぎです。(続きを読む
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    masudakotaroさん
    masudakotaro さん(2013/11/20 作成)
  • 反米の系譜学―近代思想の中のアメリカ (MINERVA人文・社会科学叢書)
    「人類学は最初の近代的な、あるいは実証主義的な社会科学であり、アメリカ退化論(<-原著では、 American degeneracy theory みたい、引用者注)はその基礎となった。人類学の祖はジョルジュ・ルイ・ルクレール、つまりビュフォン伯であり、アメリカ退化論をはじめて提起したのも、彼であった。(第1章、p.20)」 「アメリカ退化論の支持者の中には、著名な百科全書派であり、『両インドにおけるヨーロッパ人の植民および商業の哲学的・政治的歴史』(一七七○年)の著者であるレナール師、『アメリカの歴史』(一七七七年)の著者であるスコットランド人歴史家のウィリアム・ロバートソン、そして今となっては忘れられてしまったコルネリウス・ド・ポー師などがいた。とりわけここでの議論で一番重要なのは、『アメリカ人に関する哲学的考察』という三巻にわたる長大なアメリカ論を著したド・ポーである。(第1章、p.21)」 「管見によれば、ド・ポーに関する唯一の英語論文は、Henry Ward Church,\"Corneile de Pauw and the Controversy over the his Recherches ohilosophiques les Americains,\" Publications of the Modern Languages Asssociation of America 51 (March 1936):178-206である。(注(11)p.272)」(続きを読む
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    kohaku_nanamoriさん
    kohaku_nanamori さん(2013/09/15 作成)
  • イスラエル (岩波新書)
    第7章 テロと和平のはざまで ②シャロン政権と9・11事件 ・バラク労働党政権 ・中東和平の崩壊 ・聖地での挑発 ・第二次インティファーダへ ・シャロン政権と「ロードマップ」 ・パレスチナへの「対テロ戦争」 ・第二次シャロン政権 ・ミズラヒームの閣僚たち ・ネタニヤーフとの確執 ・「和平の政治家」というイメージ ・分離壁 ・カディーマ党の結成 (続きを読む
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    tmkn さん(2012/12/31 作成)
  • 別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判
    【2 埼玉・大出嘉之殺害事件】 木嶋の犯罪は明らかに異常である。しかし,異常というなら,捜査の包囲網に囲まれていることを知りながら,多額のカネを提供して木嶋と同居した田中のふるまいも,常識では理解できない。 田中の話で驚いたのは,埼玉県警が最初田中の家宅捜索に入ったとき,押収していったのは,木嶋が持ってきた椅子だけだったという話だった。 「彼女の携帯電話とか,薬の錠剤なんかはまったく持っていかなかった」 ――錠剤?睡眠薬だったかもしれないじゃないですか。携帯電話には,殺人の有力な証拠が記録されていたかもしれない。 「ただ,見ただけで,生きている携帯電話も持っていかなかった」 ――とんでもないアホですね。なぜ,椅子だけは持っていったんですか? 「大出(嘉之)さんが(木嶋の家で)睡眠薬で倒れたときに失禁したらしいんです」 それにしても,携帯電話を持っていかなかったというのはひどい話である。この事件に関する警察捜査の杜撰さは,言語に絶する。(中略) ――木嶋が川越署に留置されているとき,接見はしましたか? 「いや,しないですよ。接見禁止でしたから」 ――手紙は来たことありますか? 「弁護士を通して来たことはあります。うちに戻りたいみたいなことが書いてありました」 ――うちというのは? 「ここに」 これにも驚いた。木嶋はこの家に戻って来て,すきを見て田中を殺そうとしたとしか考えられない。(中略) ――やっぱり人格障害じゃないですか,彼女は。 「自分をヒロインにしちゃって。公判で自分の性の自慢話をするなんて,ちょっとふつうじゃ考えられないですよ。自分の自叙伝でも書くつもりなのかって」 ――確かに公判での木嶋の話は,自分の自叙伝を語っている感じはしました。ウソ八百のね。 「だからそのウソが,だんだん自分の本当の姿になっていくみたいな。別の世界に行っているような」 短い期間とはいえ,さすがに木嶋と暮らした男だけのことはある。この見方は説得力があった。 木嶋は騙そうとする男の姉や母親などには極力会おうとしていない。男はだませても,女はだませないことを,木嶋はおそらく本能的に知っていた。 【3 東京・寺田隆夫殺害事件】 この裁判が人をぐったりさせるのは,木嶋の背徳性があまりにも常軌を逸しているからである。木嶋は人を冒涜することを何とも思っていない。というより,人を冒涜することが生きがいと感じているふしさえある。 この事件はこれまでのどんな事件とも異質である。そして木嶋はこれまでのどんな犯罪者と比べても異質である。譬えて言うなら犯罪者のレベルが違うのである。 「焼肉でも行っちゃう?」。これが寺田を殺した翌日のメールである。 木嶋は贅沢な生活を維持するために寺田に近づき,結婚話が現実味を帯び始めたとたん,飽きたおもちゃでも放り出すように,睡眠薬と練炭で静かに殺すのである。 メールではひどく饒舌だが,実際に会って会話すると無口になる。これが木嶋に接した人間が木嶋について語る共通の認識である。 この事件の特徴の一つは,相手が罠にかかるまで,木嶋がおそろしく周到な準備をしていることである。だが,カネをだまし取ると,木嶋の犯行は途端に杜撰になる。おそらく木嶋は,粘着質だが飽きっぽい性格の持ち主である。 練炭に関して言えば,木嶋は練炭を大量に買った理由として,豆を煮るためだった,煮豆は練炭を使って調理すると,ガスを使って調理するよりずっとおいしくなると,誰が聞いても「ふざけるな」と言ってぶん殴りたくなる答弁を繰り返している。 【4 千葉・安達健三殺害事件】 木嶋が関わったすべての事件の核心部分は,経済的に困窮していることを装った被告が,カネを得る目的で婚活サイトに登録し,多額のカネをだまし取った上,相手との関係を断つため練炭自殺を装って殺害したことである。 (続きを読む
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    masudakotaroさん
    masudakotaro さん(2013/09/08 作成)
  • 検証 日朝交渉 (平凡社新書)
    p212「日本にとっての日朝交渉正常化とは、かつて植民地支配をした朝鮮半島の人びとに対して、歴史の清算を行う『最後のチャンス』でもある」「いかに経済協力に歴史の清算への誠意を込めるかを考えるべきであろう」(続きを読む
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    midnightwakeuperさん
    midnightwakeuper さん(2013/11/15 作成)
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