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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • 山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)
    私の杯は大きくはございません。それでもわたくしはわたくしの杯で戴きます。(続きを読む
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    tmkn さん(2012/11/24 作成)
  • 白洲正子全集〈第2巻〉
    つまらないことを無視するには意志が要る。 教えられなくても、反撥しても、いつの間にか影響を受けている、そういうものだけが「伝統」といえるのでしょう。 ことばが負わされた歳月の重み、それにまつわる様々な思い出、たとえば勤労奉仕といったような有難くない記憶が、私たちを、美しい日本語から遠ざける。そして無色透明な横文字によろめく。実は同じほどよごれているのだが、半解のことばは口にしやすく、責任も感じさせない。 (続きを読む
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    tmkn さん(2012/11/24 作成)
  • 新編 東洋的な見方 (岩波文庫)
    この有限の世界に居て、無限を見るだけの創造的想像力を持つようにしなくてはならぬ。この種の想像力を、自分は詩といって居る。この詩がなくては、散文的きわまるこの生活を、人間として送ることは不可能だ。 荒唐無稽だと嘲ることを止めよ、頂門に一隻眼を具えないものにとりては、とてもこの「詩」の世界はわからぬ。(続きを読む
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    tmkn さん(2012/11/24 作成)
  • 深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
     もたもた、よろよろしながら、それでもどうにかターミナルに着いた。もちろん時計の針は、七時半はおろか八時を廻っている。と、天の助けかアムリトサル方面行きのバスがまだ発車せずにいるではないか。  少し待ってくれるようバスの運転手に頼もうと喜び勇んで駆け上がると、乗客全員にジロリと睨まれた。なんと満席で、そのバスに乗りきれない人がもう一台分くらい周囲にいる。彼らは次のバスを待っているのだ。 「次のは何時です」  訊ねると、英語のわかる乗客のひとりが五時と教えてくれた。朝の、である。もしそれに乗れなかったらと訊ねると、七時半と言う。二時間くらいならと呟くと、いや夜のだと言う。そうか半日後か。半日もどうやって時間をつぶそうか。すると彼が同情するように言った。 「明日のじゃない。三日後だ」 (P.31~)(続きを読む
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    h_nagashimaさん
    h_nagashima さん(2012/11/24 作成)
  • 深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
     タクシーとは名ばかりで、後部の荷台を取りはずし、むき出しの車体に固い椅子を取りつけた代物のために、しっかりつかまっていないと振り落とされかねない。私を乗せた三輪タクシーは、ニューデリーからオールドデリーの暗い夜道を、音だけは威勢よく走っていった。  しばらくは快調に走り続けていたが、ガソリン・スタンドの前にさしかかったとたん、運転手は車を停め、エンジンを切った。ガソリンがないと言うのだ。もうこれ以上は動かないと言う。そして、私の顔色をうかがいながら提案してきた。 「あそこで入れたいと思うのだが」  私は彼の魂胆が読めたので知らん顔をしていた。 「あそこで入れるがいいか」 「勝手にするがいいさ」  突き放すと、運転手が予想していた通りの台詞を吐いた。 「でも、金がない」 「俺の知ったことではない」 「走れないがそれでもいいか」  その言い草に腹が立ったので、それならここまでの分も払わない、別の車を探すからいい、と言って車から跳び降りると、慌てて、いや、やはり動く、とエンジンをかけた。 (P.28~)(続きを読む
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    h_nagashimaさん
    h_nagashima さん(2012/11/24 作成)
  • 新装版 俄(上) 浪華遊侠伝 (講談社文庫)
     その夜、万吉はいったん帰宅し、なにごともわすれて眠った。 「夜はものを考えぬ」  というのが、万吉の処世術である。深夜ものを考えると来し方行くすえのことがあたまのなかに去来し、考えることが自然萎れてきて消極的になるからだ。(続きを読む
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    pigeonさん
    pigeon さん(2012/11/24 作成)
  • 新装版 俄(上) 浪華遊侠伝 (講談社文庫)
    普通、江戸や諸国の城下町というのは、武家と町人の人口がほぼ半々ぐらいにいっている。その点、大坂は例外的に武家の人口の少ない土地で、いわば町人一階級で町を構成しているようなものだ。自然、上への畏れというものを知らず、階級的な身分意識が希薄で、言語動作に丁重さが欠け、身分的節度がなく、そういう意味での人としての封建的美しさがない。(続きを読む
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    pigeonさん
    pigeon さん(2012/11/24 作成)
  • 山月記

    山月記 の引用ノート

    Atsushi Nakajima /

    なし(続きを読む
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    murakamisouさん
    murakamisou さん(2012/11/23 作成)
  • 人間失格
    なし(続きを読む
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    murakamisouさん
    murakamisou さん(2012/11/23 作成)
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