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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • 桜の首飾り

    桜の首飾り の引用ノート

    千早 茜 / 実業之日本社

    「ですから、そういうものだからです。理由なんてありません。昔は人智を超える出来事が常だったのですよ。目先の善悪に囚われてはいけません。すぐに出る答えになんか大した価値はないのですよ。答えなんかない方が当たり前なのですから、本当はね」(続きを読む
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    marie1127さん
    marie1127 さん(2013/12/18 作成)
  • 対岸の彼女 (文春文庫)
     あかりを見ていると、あまりにも自分に似ていて驚くことがある。だれかと遊びたいと思っても、無邪気に仲間に入っていくことができず、片隅でいじいじと声をかけられるのを待っている。けれどそんな姿に気づく子どもは少なくて、顔を上げれば子どもたちはみんなどこかへいってしまっている。あかりの目線を追っているつもりが、いつのまにか自分の目線になっている。公園のママ仲間になじむことのできなかった自分の。そう気づくたび、あかりに対して申し訳ない気持ちになる。だれかれに屈託なく話しかけて、派閥など気づかないふりのできる、マイペースで陽気な母親だったら、あかりもそんな子どもになるだろうにと思ってしまうのだ。(続きを読む
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    itokoさん
    itoko さん(2012/10/26 作成)
  • 街道をゆく〈36〉本所深川散歩・神田界隈 (朝日文芸文庫)
    p.18-19.  本所深川は、本来、下総国であり、武蔵国である江戸とは隅田川をへだてて、別地域になっていた。  本所深川が大江戸の市域に入るのは、寛文元年(一六六一)両国橋が架けられてからだという。  その後、つぎつぎに橋が架けられ、本所深川は江戸と一つ地域になった。 <中略> p.62.  さきに本所は下総国だったといったが、橋が武蔵(江戸)と下総の両国をつないでいるところから、しゃれて両国橋と通称されるようになり、やがてそれが正称になった。 (司馬遼太郎「本所深川散歩・神田界隈街道をゆく36」より)(続きを読む
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    tymさん
    tym さん(2014/04/30 作成)
  • 夜の国のクーパー

    夜の国のクーパー の引用ノート

    伊坂 幸太郎 / 東京創元社

    なし(続きを読む
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    tsukieさん
    tsukie さん(2013/01/30 作成)
  • ユダヤ人 (岩波新書)

    ユダヤ人 (岩波新書) の引用ノート

    J‐P. サルトル / 岩波書店

    彼らはイスラエル人を盗人と考えることによって、盗まれるものを持つ人々と同様の羨むべき地位に自分を置こうとするのである。ユダヤ人が、フランスを盗もうとするから、フランスが自分達のものだと感じられるのである。このように、彼らは、所有者としての資格を得るために、反ユダヤ主義を選んだのである。p.25 反ユダヤ主義者の求める平等主義の共同体が、結局、あの、私刑や、スキャンダルの際に生まれる群衆や一時的な組合の一つのタイプに外ならないからである。そこにおける平等は、機能の無差別の結果にすぎない。社会的つながりは怒りによっている。p.30 彼等には近代的社会組織が理解出来ないので、、原始的共同体が突然再現し、その溶解度まで達する危機の時代に、ノスタルジーを持つのである。自分の人格が、急に集団の中で位置を占め、群衆の激流に運び去られることを願うのである。p.31 この群衆は、有産階級にとっては、一つの安全弁である。有産階級は、それをそそのかすことによって、自分にとって危険な社会制度に対する憎悪を、無害な、個人に対する憎悪にすりかえるのである。p.48~49 彼等は、善を決定せずにすませるために、悪を決定したのである。 悪と戦うことに夢中になればなる程、善を問題にしようという気は失われる。p.49 (続きを読む
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    tmkn さん(2012/12/03 作成)
  • 弱法師

    弱法師 の引用ノート

    中山 可穂 / 文藝春秋

    ぼくは思うんだけど、雪も、砂漠も、それから海も、惜しみなく豊かにこの地上に与えれているものは、みんな清潔でどこかしら悲しいような気がする。(続きを読む
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    marie1127さん
    marie1127 さん(2013/08/07 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    ぼくの新世界は政治力に支配されていなかったが、同じくらい忌まわしいもう一つの力、つまり、金力に支配されていたのだ。何年かこの国で暮らしてみて、ここは魂のない国であることが分かった。すべてが金次第なのだから。P401 (続きを読む
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/09/04 作成)
  • 対岸の彼女 (文春文庫)
     私って、いったいいつまで私のまんまなんだろう。  ぼんやりしながらくりかえしそう考えていたことに気づいて、小夜子は苦笑する。そんなことを考えること自体、子どものころから変わっていない。私がべつのだれかだったら、たとえば人気者のヨウコちゃんだったら、優等生のニッタさんだったらと、小夜子はよく考えている子どもだった。(続きを読む
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    itokoさん
    itoko さん(2012/10/26 作成)
  • 楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)

    楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2) の引用ノート

    マリオ・バルガス=リョサ / 河出書房新社

    バルガス=リョサは、「小柄で黒髪に色白、スズメバチのような細いウエストをした、頭の回転が速いフローラの最大の魅力は、決して運が良いといえない人生の中で、自分の不幸を決して他人のせいにしたり嘆いたりせずに、頭をあげて逆境に立ち向かっていったところだ。その反逆心に満ちた強い性格、夢想や感受性のおかげで、めぐり合わせた人生の悲惨さを、自らの活動に着想を抱かせる素材へと昇華させていくことができた」と、スペインの新聞のインタビューで述べている。 P501(続きを読む
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2012/12/08 作成)
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