Paragrase “パラグレーズ” ロゴ

『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

  • 全 233 件中 121 〜 130 件の引用ノートを表示
  • 並び替え: 新着順 / 人気順
  • ぼくと「ジョージ」 (岩波少年文庫)
    ジョージにはわかった。ベンに砂のお城みたいな一生を送ることをやめさせ、沈黙の堀の真ん中にぽつんと立ったような科学の尖塔を築くのをやめさせ、技術を磨く代わりにお世辞や友情を欲しいがるのをやめさせるためには、静かな革命を起こさなくてはならない、と。(続きを読む
    2,751 Views
    chiyorinさん
    chiyorin さん(2014/12/22 作成)
  • 仕事は楽しいかね?

    仕事は楽しいかね? の引用ノート

    デイル ドーテン / きこ書房

    「目標に関する君の問題は、世の中は君の目標が達成されるまでじっと待っていたりしないということだよ」 「人は、変化は大嫌いだか、試してみることは大好きなんだ」 (続きを読む
    2,744 Views
    JAZZ_MANさん
    JAZZ_MAN さん(2013/04/30 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.75 ここでも谷沢(引用注:谷沢永一)は、近代合理主義的人間至上主義が合理外のことを忘れて破綻しかかっていることを、卑小な現世哲学に切りつめて乗り切ろうとしている。ここで谷沢が想定しているのは、たとえば、貧富の差、肉体的障害、社会的差別、ということに対して、ほとんどダダをこねているに等しい要求がしばしば左翼陣営から叫ばれていることだろう。こういう要求が異常なものになりがちなのは、近代合理主義的人間至上主義が合理外の「運」というものを視野の外に置いた結果であることは、私も谷沢以上に認める。「以上に」というのは、私は、こういうダダをこねている人に、一方では同じ人間として(これを儒教では「仁」という)かぎりなく共感するからであり、そして、異常な要求をするという袋小路に入るしかない近代合理主義を、それこそ「運」をも取り込んだ理論を創出することによって克服しようとしているからだ、微力ながら。(続きを読む
    2,742 Views
    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
  • 細雪 (上) (新潮文庫)

    細雪 (上) (新潮文庫) の引用ノート

    谷崎 潤一郎 / 新潮社

     彼女たちは、前の年には何処でどんなことをしたかをよく覚えていて、ごくつまらない些細なことでも、その場所へ来ると思い出してはその通りにした。たとえば栖鳳池の東の茶屋で茶を飲んだり、楼閣の橋の欄干から緋鯉に麩を投げてやったりなど。(続きを読む
    2,735 Views
    NKazuyoshiさん
    NKazuyoshi さん(2013/01/03 作成)
  • 読書家の新技術 (朝日文庫)
    p.157 母の面前で母を否定する革命家イエス。そして、おろおろとまどうしかない、しかし慈愛に満ちた母。迎えに来たおっ母さんの気持もわかってやれや、と忠告する苦労人。この場面こそ、思想や宗教というものが、ある人にとっては歓びとなり、ある人にとっては苦痛になり、神聖劇にもなれば茶番劇にもなるという、まことに不可解なものだということを原点ともいえる形で描いているのだ。 (続きを読む
    2,734 Views
    BafanaBafanaさん
    BafanaBafana さん(2015/01/20 作成)
  • ヴェネツィア 水の迷宮の夢

    ヴェネツィア 水の迷宮の夢 の引用ノート

    ヨシフ・ブロツキー / 集英社

    まるでぼくはあの巨大な水彩画の中の、小さな動く点みたいだった。そしてジョヴァンニ・エ・パーオロ病院のところへ出ると、そこで右に曲がった。その日は暖かくて天気も良く、空は青くてすべてが素晴らしかった。フォンダメンテとサン・ミケーレ島に背を向けて、病院の壁をまるで抱きかかえるように、左肩をほとんど壁にこすりつけながら、太陽に向かって目を細めた。その時だ。突然ぼくは思った。ぼくは猫なんだ。今、魚を食ったばかりの猫。その時誰かがぼくに呼びかけたら、きっとぼくはニャーと返事したことだろう。ぼくは絶対的に、動物的な幸せを満喫していた。それから十二時間後、もちろんニューヨークに着いた後のことだが、ぼくは自分の人生でおそらく最悪の状況に対面した――少なくともその時はそう思えた。でもぼくの中には、猫がまだ居残っていた。その時その猫がいなかったら、ぼくは今、どこかべらぼうに金のかかる精神病院の壁を、よじ登っていたにちがいない。 p106(続きを読む
    2,732 Views
    haruga6さん
    haruga6 さん(2012/12/28 作成)
  • 指先からソーダ (河出文庫)

    指先からソーダ (河出文庫) の引用ノート

    山崎 ナオコーラ / 河出書房新社

     私のコンタクトレンズは特別製で、恋の終わりが見える。  向かい合って座ると、相手との恋がいつ終わるのかが、わかる。右上の方でチカチカして教えてくれる。  今、向かい合っている男の人とは、「あと、二カ月」と表示されている。  私は、アイスコーヒーを乗り越えて腕を伸ばし、その人の肩に付いている、サクラの花びらを取ってあげる。ありがとう、とその人は言って、もう何も付いてない? と、背中も見せてくれる。大丈夫、と私が笑うと、 「夏になったら、カキ氷を食べようよ」  その人は、急に関係ないことを言う。 「うん、ベロを見せ合う?」 「見せ合うよ。緑の」 「メロン味か」 「そう」(続きを読む
    2,730 Views
    itokoさん
    itoko さん(2012/11/24 作成)
  • うつくしい子ども (文春文庫)
    諦めちゃいけない。ぼくは決心したはずだ。いつか灰色の港に着く日まで、あの灰色の海を力の限り漕ぎ続けると。(続きを読む
    2,730 Views
    itokoさん
    itoko さん(2012/11/21 作成)
  • 下に見る人

    下に見る人 の引用ノート

    酒井 順子 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

    結婚 P120 確かに三十代前半までは、子育て地獄にいる友人達を「よかった、あんな生活じゃなくて」と思って見ていました。しかし、四十代が視界に入った時に結婚すらしていない自分を冷静に見て、「あっ、私は周囲から哀れまれている」ということが、はっきりとわかったのです。それはまさに敗北感以外の何物でもなく、「負けるが勝ち」などという発想は露ほどもありません。  かつて子育てで死にそうな顔をしていた友人達も、子供が小学校に入ると次第に余裕が出てきたらしく、いつのまにか目の下のクマは消えています。仕事を再開して、結婚も子供もキャリアも、とバリバリ頑張っている人も。そんな友達から、 「酒井は結婚しないの?そろそろ子供のこととか、考えた方がいいよ。やっぱり子供って、すっごく可愛いもの」  などと言われると、「数年前は、私が彼女のことを『可哀想』と思っていたが、今や立場は逆に!」と実感。そうか、子育て地獄っていつまでも続くものではなかったのね。  そういえば『徒然草』の中には、子供を持たない人に対して、子煩悩らしき田舎者の武士が、 「ということは、情ってものをご存知ないんだねぇ、薄情なお心かと思うと、恐ろしいようだ。子供がいてこそ、情というのは身に沁みるんだけどねぇ」  と言ったという記述があります。生涯、結婚もせず子も持たなかった吉田兼好は、「関東の田舎者でも、子を持つとちょっとはまともなことを思うんだね」と、この期に及んで上から目線で考えている。 P122  今となってみると、三十代というのは負け犬と勝ち犬の距離が最も離れていた時期であったことがわかるのでした。あの頃は、互いに自己の存在を正当化しようと、必死に突っ張っていたものです。  四十代にもなると、既婚者も子離れが進んだり、また子供が反抗期であったりオタクになったりと、「子供は自分の思い通りにはならないものなのだ」ということを知る時期に。対して独身者は、子育てという苦行を乗り越えてきた既婚者に、素直に尊敬の念を抱くように。……ということで、既婚者と独身者が、「いや本当に、勝ちとか負けとかじゃないわねぇ」と、再び歩み寄ってくるのです。  この先も、互いに「勝ち」とか「負け」といった単語が脳裏をかすめる瞬間は、あることでしょう。  しかしそんな中でも、「とはいえ人間、結局は一人なのだわね」ということを噛み締め合う時は、確実にやってくるのです。 「あの頃は、勝ちとか負けとか言っていたものじゃった……」 「若かったのぅ……」 と、すっかりシワだらけになった友と語り合う日のことが、今から楽しみでなりません。 ……いや本当に、これは負け惜しみじゃなくって。(続きを読む
    2,729 Views
    sonojituさん
    sonojitu さん(2013/02/08 作成)
  • キーワードで引用ノートを探す
    Copyright © 2026 Culturelife Inc. All Rights Reserved.