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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    キューバ人には破壊主義的なところが、人を妬むような傾向がある。一般的に大多数の人は偉大さに我慢ならないし、誰かが突出することに耐えられず、あらゆる人を同じ凡人のレヴェルに揃えようとしたがる。これは許しがたいことだ。 P376(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/21 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    その監房は床が地面の汚い場所で、高さがわずか1メートルしかなく立ち上がれなかった。ベッドは二段ベッドではなく、マットのない鉄の簡易ベッドにたいなものだった。一つの窪みで用を足さなくてはならず、水を飲むためのカップ一つなかった。まるでシラミやノミの供給センターみたいだった。その虫たちは歓迎の言葉を述べようとしてぼくに飛びかかってきた。 p268(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/18 作成)
  • ヴェネツィアが燃えた日 世界一美しい街の、世界一怪しい人々
    というのも、イタリア人にとって、オペラとは単に舞台で演じられる芸術にとどまらないんだよ。オペラを観に行くとはどういう体験かといえば、まずは胸躍る期待からはじまり、その夜のための盛装をし、劇場に向かい、その夜のメイン・イヴェントが演じられる場所に入ってゆく。つまり、一連の愉しみがしだいに深みを増してゆく、一種の祭儀なんだな。舞台が寺院であろうと、円形闘技場であろうと、劇場であろうと、すべての祭儀がそうであるように、そこに至るまでのセッティングこそはその体験の重要な一部なのさ。メドゥーナが企図したのは、劇場内部の装飾が観客席において最高潮に達することだった。 P130(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2012/11/15 作成)
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)
    誰もあなたに助言したり手助けしたりすることはできません。誰も。ただ一つの手段があるっきりです。自らの内へおはいりなさい。あなたが書かずにいられない根拠を深く探ってください。それがあなたの心の最も深いところに根を張っているかどうかを調べてごらんなさい。もしもあなたが書くことを止められたら、死ななければならないかどうか、自分自身に告白して下さい。何よりもまず、あなたの夜の最もしずかな時刻に、自分自身に尋ねてごらんなさい。私は書かなければならないのかと(原文傍点、書かなければならない)。深い答えを求めて自己の内へ内へと掘り下げてごらんなさい。そしてもしこの答えが肯定的であるならば、もしあなたが力強い単純な一語「私は書かなければならぬ」をもって、あの真剣な問いにこたえることができるならば、その時はあなたの生涯をこの必然に従って打ち立ててください。あなたの生涯は、どんなに無関係に無意味に見える寸秒にいたるまで、すべてこの衝迫の表徴となり証明とならなければなりません。P.15(続きを読む)
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    fishdeleuzeさん
    fishdeleuze さん(2012/11/12 作成)
  • ヴェネツィア 水の迷宮の夢

    ヴェネツィア 水の迷宮の夢 の引用ノート

    ヨシフ・ブロツキー / 集英社

    「さあ、描いてみて!」冬の光が囁く、病院のレンガ塀にせきとめられ、あるいは宇宙の長旅をすませて、やっとのことで聖ザッカリーア教会の切妻壁前(フロントーネ)のパラダイスという故郷に辿りついた時に。地球がその光を運ぶ天体にもう一方の頬っぺたを差し出している間に、聖ザッカリーアの大理石の貝模様の中で、あともう小一時間ほど憩う光の表情には、疲労がただよってくるのが分かる。これが冬の光の一番純粋な時なのだ。その時それは、温度、あるいはエネルギーを持ってはいない。そんなものは、どこか宇宙のかなたに、あるいは近くの積雲の中にでも、捨て去ったのか、それとも置いてきたのだろう。光の粒子の、ただ一つの野望は、物体に届いて――大きかろうが小さろうが――とにかく目に見える画像にすることなのだ。それは親密な光、ジョルジョやベッリーニの光だ。ティエポーロやティントレットの光では決してない。町はその肌ざわり、無限の彼方からやってきた光の愛撫をゆっくり味わいながら、暮れなずんでゆく。形ある物というのは、結局、無限をも親密なものにしてしまうのだ。 P84(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2012/12/28 作成)
  • 楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)

    楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2) の引用ノート

    マリオ・バルガス=リョサ / 河出書房新社

    なんて苦しいコルセットだろう。コルセットについては『メフィス』という小説の中でおまえは痛烈な批判をしていて、未来社会では不適切な衣類として禁止されるだろう、女性を腹帯を締めた雌馬のように感じさせるから、と述べている P262(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2012/12/07 作成)
  • 幻影の書

    幻影の書 の引用ノート

    ポール・オースター / 新潮社

    自分を苛む種となる偶然の要素には事欠かなかった。私はいつまでも、飽きずに同じ行きどまりの道を歩きつづけた。何もかもが絡んでいた。義父の脚の腫瘍や、その週の中西部の天候から、飛行機の切符を取ってくれた旅行代理店の電話番号に至るまで、すべてがその因果関係の連鎖のなか、おぞましい出来事の欠くべからざるひとつの鎖だった。何より悪いことに、私自身が、彼らが直行便に乗れるようボストンまで送っていくと言い張ったのだ。バーリントンからでも飛べたのに、私はそれを望まなかった。十八人乗りのプロペラ機でニューヨークまで行って、そこからミルウォーキー行きの便に乗り替える。小さい飛行機はよくないよ、と私はヘレンに言った。ああいうのは危険だ、僕抜きで君たち三人をあんなのに乗せるなんて耐えられないね、そう私は言ったのだ。というわけで、彼らはそれに乗らなかったーー私の心配を鎮めるために。そして代わりにもっと大きい飛行機に乗った。あまつさえ、その機に間に合うよう、私はすさまじいスピードで車を飛ばしたのである。その朝は道が混んでいて、やっとスプリングフィールドまで来てマサチューセッツ高速道に上がるころには、時間内にローガン空港に着くよう制限速度をはるかに超えて走らねばならなかった。(続きを読む)
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    saruruさん
    saruru さん(2015/07/16 作成)
  • 弱法師

    弱法師 の引用ノート

    中山 可穂 / 文藝春秋

    一匹の悪魔と百匹の天使を自身に飼い馴らしているのが作家なら、百匹の悪魔と一匹の天使をおのれの内に棲まわせているのが編集者だ。それがわたしだ。女衒のように作家に近づき、その肉体から彼の命を――小説を――最後の一滴まで絞り取る。からからに涸れ果てるまで、廃人になるまで、自殺して死ぬまで、追い詰めて攻め立てて抱きしめてひれ伏して爆弾を落として夜露に晒して火をつけて水を浴びせて踏みつけて踵を舐めてめったやたらに引き裂いて。この仕事は借金取りに似ている。わたしは神に代わって、作家が神から借りた金――才能――の取り立てをしているのである。(続きを読む)
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    marie1127さん
    marie1127 さん(2013/08/07 作成)
  • ポケットに物語を入れて
    P.16 冬の日差しは夏よりも尖っていて、木々や家々の輪郭をよりくっきりと光らせる。空気が澄んでいて、遠くの山は書き割りみたいに迫って見える。夕方前にはもう、光景に淡い金粉がまぶされ、暮れはじめた空には一番星が光る。月も星もくっきりと瞬く。生きることの残酷さが、強いものと弱いもののものがなしさが、冬の日射しのなかに少しだけやわらぐ。「すべてのあらゆるいきものは、みんな気のいい、かわいそうなものである。けっして憎んではならん。」冬の日にこそ、こんな言葉はあったかく響く。(続きを読む)
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    popohidroさん
    popohidro さん(2015/01/12 作成)
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