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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • 指先からソーダ (河出文庫)

    指先からソーダ (河出文庫) の引用ノート

    山崎 ナオコーラ / 河出書房新社

     私のコンタクトレンズは特別製で、恋の終わりが見える。  向かい合って座ると、相手との恋がいつ終わるのかが、わかる。右上の方でチカチカして教えてくれる。  今、向かい合っている男の人とは、「あと、二カ月」と表示されている。  私は、アイスコーヒーを乗り越えて腕を伸ばし、その人の肩に付いている、サクラの花びらを取ってあげる。ありがとう、とその人は言って、もう何も付いてない? と、背中も見せてくれる。大丈夫、と私が笑うと、 「夏になったら、カキ氷を食べようよ」  その人は、急に関係ないことを言う。 「うん、ベロを見せ合う?」 「見せ合うよ。緑の」 「メロン味か」 「そう」(続きを読む)
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    itokoさん
    itoko さん(2012/11/24 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    島ではぼくたちは沈黙を、追放を、検閲をそして、刑務所入りを強いられた。亡命先では同じ亡命者たちから軽蔑と忘却を。 P376(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/21 作成)
  • 極北

    極北 の引用ノート

    マーセル・セロー / 中央公論新社

    頭が良さそうに見せることは簡単だが、善をなすことはそれほど簡単ではない。人はたまたま自分が生きている世界で生きていくしかないんだ。 P338(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/03/08 作成)
  • 対岸の彼女 (文春文庫)
     ダイニングから聞こえてくる会話を聞き流しながら日誌を書いていた小夜子は、向かいの机に置いてあるものにふと目をとめた。折り畳んだ布地に手を伸ばし、広げてみる。それは黒いエプロンだった。胸当ての部分に「プラチナクリーニングサービス」とローマ字で白く染め抜かれており、ロゴマークである土星みたいな星の絵がある。  どうしてもうユニフォームができあがってるんだろう。陽射しの下を歩いていたときと同じぼんやりした頭で小夜子は思った。おまえがいないことで支障が出るような仕事じゃないんだろーー修二の声が耳元で聞こえたような気がして小夜子は顔を上げる。(続きを読む)
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    itokoさん
    itoko さん(2012/11/01 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    作家本人とは距離を置いて作品を読んでいるほうがいい、ひどい幻滅を感じるかもしれないから個人的に知り合わないほうがいいとぼくはずっと思ってきた。レサマやビルヒリオ・ピニェーラ、リディア・カブレラとの友情は、三人は人間的にも非凡な人間だったが、離散や中傷がその跡を残していた。やがてぼくは多くの著名な、何人かは有名すぎるほどの作家と知り合ったが、触れないでおきたい。作品を読んでいるときのほうがずっと近くに感じられたのだ。幸いぼくはそうした作家たちの自惚れを忘れてしまっている。それにこの回想録を文学論文にも、また重要と思われている人物との付き合いを公開する報告書にもしたくなかった。というのも、結局のところ、重要というのはいったいどういうことなのだろう。p393(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/09/04 作成)
  • 白洲正子全集〈第2巻〉
    つまらないことを無視するには意志が要る。 教えられなくても、反撥しても、いつの間にか影響を受けている、そういうものだけが「伝統」といえるのでしょう。 ことばが負わされた歳月の重み、それにまつわる様々な思い出、たとえば勤労奉仕といったような有難くない記憶が、私たちを、美しい日本語から遠ざける。そして無色透明な横文字によろめく。実は同じほどよごれているのだが、半解のことばは口にしやすく、責任も感じさせない。 (続きを読む)
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    tmkn さん(2012/11/24 作成)
  • 極北

    極北 の引用ノート

    マーセル・セロー / 中央公論新社

    彼は各地を旅行し、多くの言語を身につけている。人体の筋肉の名称を残らず知っている。私みたいな人間ならここでは一山いくらで手に入る。実際的でタフな心を持ち、ツンドラを漁って命を繋いでいる人間たち。しかしシャムスディンは読書からしか得られない知識を身につけている。それがどれほど現実の役に立つのか、私にもわからない。ときとしてそれが愚かしく、いささか奇妙に――まるで囚人が絹のネクタイを結んでいるみたいに――見えることも確かだ。しかし我々より知識のある人々の間では、彼の持っている知識は貴重なものとされてきた。彼の頭の中にあるのは、何世紀にもわたって蓄積されてきたものだ。多くの血がそのために流されるだけの価値のある、大事なものだった。彼が知識として身につけている事実が解明されるために、一千年もの研究の歳月が費やされたのだ。科学と実証の一千年――そこでは「地球が太陽のまわりを回っているのであって、その逆ではない」と主張するために人は命を落とすことさえいとわなかった。それがいったん失われてしまえば、同じものごとを再び学びとるのに、更なる一千年が必要になるだろう。 P213(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/03/08 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    ぼくは『めくるめく世界』の中であちこちの(モーロを含めて)汚い刑務所に入った司祭の話を書いた。懲罰房に入ったとき、この先、書くものに気を付けようと決心した。自分が書いたことを自分の体で体験させられることになるような気がしたからだ。 p268(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/18 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    むろん、それはかなえられそうにない希望だった。絶望した人間の希望。だが、たいてい希望というのは絶望した人間たちのものなのだ。 p223(続きを読む)
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/15 作成)
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