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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • 怪談―不思議なことの物語と研究 (岩波文庫)
    怪談 虫の研究(続きを読む
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    NKazuyoshiさん
    NKazuyoshi さん(2012/12/08 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    共産主義体制と資本主義体制の違いは、いずれの体制もぼくたちの尻を蹴飛ばすものですが、共産主義体制では蹴飛ばされると拍手をしなくてはならない、ところが資本主義体制では蹴飛ばされると叫ぶことができるということです。ぼくはここに叫びたいのです。 P371(続きを読む
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/21 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    その監房は床が地面の汚い場所で、高さがわずか1メートルしかなく立ち上がれなかった。ベッドは二段ベッドではなく、マットのない鉄の簡易ベッドにたいなものだった。一つの窪みで用を足さなくてはならず、水を飲むためのカップ一つなかった。まるでシラミやノミの供給センターみたいだった。その虫たちは歓迎の言葉を述べようとしてぼくに飛びかかってきた。 p268(続きを読む
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/18 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    キューバ人には破壊主義的なところが、人を妬むような傾向がある。一般的に大多数の人は偉大さに我慢ならないし、誰かが突出することに耐えられず、あらゆる人を同じ凡人のレヴェルに揃えようとしたがる。これは許しがたいことだ。 P376(続きを読む
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/21 作成)
  • 対岸の彼女 (文春文庫)
    「私もこのまま浜松でも大阪でもいっちゃいたいけど、逃げてたってしかたないしね。それに楢橋さん、あさってはもう仕事じゃない。私たち、背中にのしかかってくる仕事と、また格闘しなきゃ。浜辺でぐずぐずできる高校生じゃないんだもんね」  小夜子は笑顔を作ってそう言った。そのとき、葵の顔に残っていた笑みが、顔の表面からなだれ落ちるように消えていき、ぽっかりと空洞のような無表情が広がった。 「逃げる?」葵は聞き取れないほどの声でつぶやく。 「私、無断外泊で夫を懲らしめてやろうと思ってたけど、そうやって逃げててもしかたないって思ったの。なんか私、楢橋さんといると、本当に大阪までだって、どこへだっていける気になるのよ、このままだったら、夫を置いて逃げかねないわ」  葵の変化に戸惑い、あわてて小夜子はそうつけ足した。いつもだったら葵は笑うはずだった。失踪妻ってわけ? そりゃあまずいよね、とかなんとか言って。けれど葵は無表情のまま、 「だれかに何か言われたの?」ちいさい声でそう言った。 「え?」意味が理解できず小夜子は訊き返す。 「私があなたに何をすると思ってるの?」  葵は言って、笑った。(続きを読む
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    itokoさん
    itoko さん(2012/11/01 作成)
  • ぼくと「ジョージ」 (岩波少年文庫)
    母親業と言うのは、ある人物がその生成物の質によって価値を定められない、ただ1つの職業であることを悟った。(続きを読む
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    chiyorinさん
    chiyorin さん(2014/12/22 作成)
  • 指先からソーダ (河出文庫)

    指先からソーダ (河出文庫) の引用ノート

    山崎 ナオコーラ / 河出書房新社

     でも……、正直なところ、好きな人に金を送る、という行為自体は、すごく楽しいことだった。  金を貸すというのが危うい行為だということは当時もわかっていて、その危なっかしい方法で恋人とコミュニケーションを取ることに、快感があった。  金というものを、人の心とは無関係な冷たいものだと考える向きもある。しかし、もし人に心がなかったなら、金は発明されなかっただろう。私は、金は素晴らしいツールだと思う。「この人と関わりたい」「この社会で生きていたい」という願いの下に、人は稼ぎ、消費し続ける。金のコミュニケーションは難しく、ときどき失敗するけれど、決して金を否定することなく、人間関係を築いていきたい。(続きを読む
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    itokoさん
    itoko さん(2012/11/24 作成)
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙 (新潮文庫)
    誰もあなたに助言したり手助けしたりすることはできません。誰も。ただ一つの手段があるっきりです。自らの内へおはいりなさい。あなたが書かずにいられない根拠を深く探ってください。それがあなたの心の最も深いところに根を張っているかどうかを調べてごらんなさい。もしもあなたが書くことを止められたら、死ななければならないかどうか、自分自身に告白して下さい。何よりもまず、あなたの夜の最もしずかな時刻に、自分自身に尋ねてごらんなさい。私は書かなければならないのかと(原文傍点、書かなければならない)。深い答えを求めて自己の内へ内へと掘り下げてごらんなさい。そしてもしこの答えが肯定的であるならば、もしあなたが力強い単純な一語「私は書かなければならぬ」をもって、あの真剣な問いにこたえることができるならば、その時はあなたの生涯をこの必然に従って打ち立ててください。あなたの生涯は、どんなに無関係に無意味に見える寸秒にいたるまで、すべてこの衝迫の表徴となり証明とならなければなりません。P.15(続きを読む
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    fishdeleuzeさん
    fishdeleuze さん(2012/11/12 作成)
  • 幻影の書

    幻影の書 の引用ノート

    ポール・オースター / 新潮社

    自分を苛む種となる偶然の要素には事欠かなかった。私はいつまでも、飽きずに同じ行きどまりの道を歩きつづけた。何もかもが絡んでいた。義父の脚の腫瘍や、その週の中西部の天候から、飛行機の切符を取ってくれた旅行代理店の電話番号に至るまで、すべてがその因果関係の連鎖のなか、おぞましい出来事の欠くべからざるひとつの鎖だった。何より悪いことに、私自身が、彼らが直行便に乗れるようボストンまで送っていくと言い張ったのだ。バーリントンからでも飛べたのに、私はそれを望まなかった。十八人乗りのプロペラ機でニューヨークまで行って、そこからミルウォーキー行きの便に乗り替える。小さい飛行機はよくないよ、と私はヘレンに言った。ああいうのは危険だ、僕抜きで君たち三人をあんなのに乗せるなんて耐えられないね、そう私は言ったのだ。というわけで、彼らはそれに乗らなかったーー私の心配を鎮めるために。そして代わりにもっと大きい飛行機に乗った。あまつさえ、その機に間に合うよう、私はすさまじいスピードで車を飛ばしたのである。その朝は道が混んでいて、やっとスプリングフィールドまで来てマサチューセッツ高速道に上がるころには、時間内にローガン空港に着くよう制限速度をはるかに超えて走らねばならなかった。(続きを読む
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    saruruさん
    saruru さん(2015/07/16 作成)
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