Paragrase “パラグレーズ” ロゴ

『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

  • 全 233 件中 231 〜 233 件の引用ノートを表示
  • 並び替え: 新着順 / 人気順
  • 楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)

    楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2) の引用ノート

    マリオ・バルガス=リョサ / 河出書房新社

    ここのところの性的興奮に彼は苦しんでいた。彼は「姦淫すること」(ルーテル派の元説教師はこの言葉を使っていた)に用いるエネルギーは、芸術家としての仕事に向かうエネルギーを減少させていると思い込んでいた。元牧師の清教徒的偏見をポールはからかった。彼にとっては反対に、ペニスが満足していなければ、絵筆を取る勢いがまったくなかった。 「ちがう、ちがう」激昂しながら、狂ったオランダ人は言った。「俺の傑作はセックスを完全に絶っているとき描いたんだよ。精液で描いた作品だ。そのセックス・エネルギーを、女にじゃなくてキャンヴァスにぶちまけたんだよ」 「バカなこと言うなよ、フィンセント。それなら、俺には余りあるほどのセックス・エネルギーがあるってことじゃないか。絵にも女にも回せるだけのよ」 P326(続きを読む
    2,074 Views
    haruga6さん
    haruga6 さん(2012/12/07 作成)
  • なぜ書くか: エリザベス・ボウエン/グレアム・グリーン/V・S・プリチェットの往復書簡集
    ここで私は挿話的に、「不忠節」(disloyalty)の徳の重要性を再び強調したい。作家がこの徳を保持できさえすれば世間からの汚れを逃れるのだが、――これは純粋性よりも作家たちにとってははるかに重要なものである。名誉とか、国家の保護や、同類の作家たちの成功、称賛などはみなこの不忠節を吸い取る。彼らが教会や国に対する忠節心がなければ、彼らは逆に自分自身の創ったイデオロギーに忠実になるだろう。そして彼らは統一見解を保持していて一貫性があるといって褒められるだろう。絶望ですら忠節心の一形態になりうる p65(続きを読む
    2,024 Views
    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/03/31 作成)
  • キーワードで引用ノートを探す
    Copyright © 2024 Culturelife Inc. All Rights Reserved.