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『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

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  • 小僧の神様―他十篇 (岩波文庫)
    真鶴(続きを読む
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    NKazuyoshiさん
    NKazuyoshi さん(2012/12/17 作成)
  • ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
    システムがそれなりに成熟していれば、意識的な決定は必要ない。これだけ相互扶助のシステムがあって、これだけ生活を指示してくれるソフトウェアがあって、いろいろなものを外注しているわたしたちに、どんな意思が必要だったいうの。問題はむしろ、意志を求められることの苦痛、健康やコミュニティのために自分を律するという意志の必要性が残ってしまったことの苦痛なんだよ P344(続きを読む
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    SXR-80-07さん
    SXR-80-07 さん(2015/11/26 作成)
  • 桜の首飾り

    桜の首飾り の引用ノート

    千早 茜 / 実業之日本社

    「馬鹿らしくって関わっていられないって感じですか」 そういうわけじゃない。けれど、説明しても無駄な気がする。画びょうで壁にぎゅっと貼りつけるような言い方だった。(続きを読む
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    marie1127さん
    marie1127 さん(2013/12/18 作成)
  • 山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)
    私の杯は大きくはございません。それでもわたくしはわたくしの杯で戴きます。(続きを読む
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    tmkn さん(2012/11/24 作成)
  • ねにもつタイプ

    ねにもつタイプ の引用ノート

    岸本 佐知子 / 筑摩書房

    観察と妄想と思索が渾然一体となったエッセイ・ワールド。ショートショートのような、とびっきり不思議な文章を読み進むうちに、ふつふつと笑いがこみあげてくる。(続きを読む
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    Tatsuyaさん
    Tatsuya さん(2013/04/14 作成)
  • クドリャフカの順番―「十文字」事件
    「ひとにものを頼むという行為は、二種類に分けられる。一つは、見返りのある頼みごと。もう一つは、見返りのない頼みごと。  見返りのある頼みごとの場合、相手を信用してはいけない。長い付き合いにならないことが予想される場合、相手は十中八九、やらずぶったくりを考える。仮に考えなかったとしても、必ず、自分の労力を最少にしようとする。だから、見返りを用意した場合は、相手が自分が頼んだだけの仕事をしてくれるとは思わず、日程と作業量に十分な余裕を持たせる。相手が動かなかった場合のことも考えて予備の計画を用意しなくてはならない。それが嫌なら、相手にもリスクを負わせることだ。  やらずぶったくりを狙う心理を逆に利用して結果的に手伝わせる手もあるが、これはお前には難しいだろう。あくまで短期間ならの話だが、信を置くに値するのは後者、見返りのない方だ。  その場合、相手を動かすのは精神的満足感だ。物質的満足感を得るための行為で手を抜くことはあっても、精神的満足感を得るための行為で手を抜くことはない。『カリスマ性』『伝統性』を使えれば最高なんだが、これは使いたいと思って使えるものではない。『信仰』『愛』も強力だというが、下準備に十分な時間が必要になる。まあ、この二つは私も使ったことがない。  できれば『正義感』『使命感』や『プロ意識』、『自尊心』を使いたいが、これも中級以上だろうな。コツがわかると、この辺は汎用性があるんだが。  逆を攻めれば、『恐怖』や『露悪趣味』というのも考えられる。いまは関係ないがな。  お前がいますぐにでも使えそうな、初歩的なのは『期待』だろう。  相手に『自分に頼る他にこいつには方法がない』と思わせることだ。自分は唯一無二の期待をかけれらている、と感じた人間は、実に簡単に尽くしてくれる。自己犠牲さえ厭わないことも、珍しくない。相手に期待するんだ。ふりだけでいい。  加えて、一つ注意することがある。問題をあまり大きく見せてはいけない。『自分が助けると、こいつは絶体絶命のピンチを脱出する』と思わせては駄目だ。自分のちょっとした手助けで他人が莫大な利益を得たり致命的な不利益を回避したりすることを快く思う人間は、多くはない。自分には些細なことだが相手にはそこそこ大事なことらしいな、というラインで攻めるのが重要だ。優越感をくすぐれる。 ( もう一つ。できれば人目のないところで、異性に頼むことだ。)」 *118~120頁より* 「……期待って言葉を軽々しく使いすぎる。……自分に自信があるときは、期待なんて言葉を出しちゃあいけない。……期待っていうのは、諦めから出る言葉なんだよ。時間的にとか資力的にとか、能力的にとか、及ばない諦めが期待になるんだよ。ネルソンが、英国は諸君がその義務を果たすことを期待するっていう旗を揚げたとき、ネルソンは自分一人でフランスに勝てるとは思っていなかった。期待ってのは、そうせざるを得ないどうしようもなさを含んでいなきゃどうにも空々しいよ。……自分にもできると思っていて、そんなこと言うもんか。」 *278~279頁より* (続きを読む
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    Yuhiさん
    Yuhi さん(2012/12/08 作成)
  • 場所 (新潮文庫)

    場所 (新潮文庫) の引用ノート

    瀬戸内 寂聴 / 新潮社

    眉山(続きを読む
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    NKazuyoshiさん
    NKazuyoshi さん(2012/12/27 作成)
  • 夜になるまえに

    夜になるまえに の引用ノート

    レイナルド アレナス / 国書刊行会

    キューバでは知らなかった動物群をいま発見していた。つまり贅沢な共産主義者という人種を。ハーバード大学でのある祝宴の最中、一人のドイツ人教授が「君がキューバで苦しんだかもしれないということはある程度理解できるが、私はフィデル・カストロを大いに称賛しており、カストロがキューバで行ったことにはとても満足している」とぼくに言ったのだ。そのときその男は料理を乗せた大きな皿を手にしていた。ぼくは「あなたがフィデル・カストロを称賛することはとってもいいことだと思う。でもそうなら、あなたは食べ物が乗ったその皿を持っているわけにはいかない。キューバに住んでいる人は、将校を別にしたら誰一人としてこんな食べ物を食べられないからだ」と答えた。そして、その教授の皿をつかんで、壁に投げつけた。 p373(続きを読む
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    haruga6さん
    haruga6 さん(2013/08/21 作成)
  • 麦ふみクーツェ (新潮文庫)
     はじめからわかってた。方向図なんてないって。目が見えようが見えなかろうが、ひとは地図のとおりに歩くことはできない。音の地図にかぎらず、それはたえずかきかえられる。予想もつかないついたてが突如としてあらわれ、足もとの砂がまたたくまに崩れおちる。そして、いくら風景がかわっても、ひとはその先へその先へと、あるいていかなけりゃなんない。  音楽の演奏もまた同じだ。楽譜をみていたって音楽は鳴りださない。  そうさ、わかりきってたことなんだ。(続きを読む
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    dotetintinさん
    dotetintin さん(2014/03/11 作成)
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