Paragrase “パラグレーズ” ロゴ

『文学・評論』関連の引用(抜き書き)読書ノートリスト

引用(抜き書き)『文学・評論』関連の読書ノートリスト

  • 全 233 件中 31 〜 40 件の引用ノートを表示
  • 並び替え: 新着順 / 人気順
  • ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)
    システムがそれなりに成熟していれば、意識的な決定は必要ない。これだけ相互扶助のシステムがあって、これだけ生活を指示してくれるソフトウェアがあって、いろいろなものを外注しているわたしたちに、どんな意思が必要だったいうの。問題はむしろ、意志を求められることの苦痛、健康やコミュニティのために自分を律するという意志の必要性が残ってしまったことの苦痛なんだよ P344(続きを読む
    2,933 Views
    SXR-80-07さん
    SXR-80-07 さん(2015/11/26 作成)
  • 山月記

    山月記 の引用ノート

    Atsushi Nakajima /

    なし(続きを読む
    2,932 Views
    murakamisouさん
    murakamisou さん(2012/11/23 作成)
  • トニオ・クレエゲル (岩波文庫)
    人間社会では、あんまり懐疑的で意見を吐かずにいると、ほんとはただ高慢で臆病なのに、ばかだと思われることがよくあるものです。『認識』についていうことはこれだけです。(続きを読む
    2,921 Views
    tmkn さん(2012/11/19 作成)
  • 麦ふみクーツェ (新潮文庫)
    先生がおもいだしたかのように、 「へんてこで、よわいやつはさ。けっきょくんとこ、ひとりなんだ」  と口の端からつぶやいた。「ひとりで生きてくためにさ、へんてこは、それぞれじぶんのわざをみがかなきゃなんない」 「技?」  とん、たたん 「わざだよ」  先生はこたえた。「そのわざのせいで、よけいめだっちゃって、いっそうひどいめにあうかもしんないよ。でもさ、それがわかっててもさ、へんてこは、わざをさ、みがかないわけにはいかないんだよ。なあ、なんでだか、ねこ、おまえわかるか」 「それは」  たたん、とん  ぼくは足ぶみのようにひとことずつ区切っていった。「それがつまり、へんてこさに誇りをもっていられる、たったひとつの方法だから」 「へえ」  と先生は口をとがらせ、「ねこのくせに、よくわかってやんの」 「ねえ先生」  とぼくは言う。「みどり色は何十万にひとりなんかじゃない。この世でたったひとりなんだ。ねえ、ひとりってつまり、そういうことでしょう?」  先生はなにもいわなかった。こたえをかえすかわり、鏡なし亭につくまでのあいだクッションのきいた座席の上で、ずっとぴょんぴょこ跳びはねていた。(続きを読む
    2,910 Views
    dotetintinさん
    dotetintin さん(2014/03/11 作成)
  • 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
    実際にはね、ヒトの現実認識は言語とはあまり関係がないの。どこにいたって、どこに育ったって、現実は言語によって規定されてしまうほどあやふやではない。思考は言語に先行するのよ。 P122(続きを読む
    2,903 Views
    SXR-80-07さん
    SXR-80-07 さん(2015/12/29 作成)
  • 食堂かたつむり

    食堂かたつむり の引用ノート

    小川 糸 / ポプラ社

    結局、お妾さん私の用意した食事をすべて平らげてくれた。最後のエスプレッソコーヒーを飲干した後、お妾さんは私の手鏡に向かってささやいた。まるで春の陽だまりみたいなやさしい声で。「ご馳走さまでした。大変、おいしゅうございましたよ。どうもありがとう」(続きを読む
    2,896 Views
    chocoraさん
    chocora さん(2013/02/20 作成)
  • 日本人へ リーダー篇 (文春新書)
    プロとアマを分ける条件の一つである「絶対感覚」とは、それをみがくことと怠らないことの二つを常に行っていないかぎり、習得も維持もできないものかもしれない。 アマチュアがその道のプロさえも超えるのは、プロならば考えもしかったことをやる時なのだ。(続きを読む
    2,890 Views
    JAZZ_MANさん
    JAZZ_MAN さん(2013/05/05 作成)
  • パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)
     線路は全く違うが、二つの電車が同じ方向に、しかも同じ駅に止まりながら進んでいく場合が時折存在する。田端、品川間の山手線と京浜東北線も、そういったものの一つだ。  大学院在学中、敦賀崇史は週に三度、山手線を利用した。新橋にある大学の資料室に行くためだった。毎朝決まった時刻に、同じ電車に乗った。ラッシュアワーは過ぎていたが、座れることは殆どなく、彼はいつもドアの脇に立つことにしていた。いつも同じ車両、同じドアだった。  そうして外の景色を眺める。雑然としたビルの群れ、くすんだ空、品のない看板。  が、それらの風景も、並行して走っている京浜東北線の車両に阻まれることが多かった。その電車は、近づいたり、離れたりしながら、同じように走っていた。ほぼ同じ速度だから、最接近した時などは、まるで一緒の車両内にいるかのように、向こうの乗客のようすを見ることができた。無論、向こうからもこちらのようすが手に取るようにわかるはずだった。だがどれだけ近づいても、双方の空間に交流はない。あちらはあちらで、こちらはこちらで世界が完結している。  ある時崇史は、向こうの電車に乗っている若い女性に目を留めた。彼女は崇史と同じように、ドアの横に立ち、外に目を向けていた。髪が長く、目の大きな娘だった。大学生かなと、そのカジュアルな服装から崇史は推測した。  その後何度か乗るうち、毎週火曜日、彼女が必ず向こうの電車に乗っていることを発見した。同じ時刻の電車で、同じ車両の同じドアのところに彼女は立っていた。  崇史は火曜の朝を楽しみにするようになった。彼女を見た日は、なんとなく気分がよかった。逆に、たまに彼女を見つけられなかった時には、どうしたのだろうと気になって仕方がなかった。要するに彼は彼女に恋をしていた。(続きを読む
    2,890 Views
    itokoさん
    itoko さん(2012/10/23 作成)
  • とんび (角川文庫)

    とんび (角川文庫) の引用ノート

    重松 清 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

     小学五年生の息子と付き合うのは、一生にただ一度きり。極端なことを言ってしまえば、今日のアキラと会うのは今日一日しかない。そう思うと、いまの暮らしのすべてがかけがえのない重みを持ちはじめ、だからこそ逆に、どこからどう手をつけたらいいのか、わからない。(続きを読む
    2,882 Views
    h_nagashimaさん
    h_nagashima さん(2013/02/03 作成)
  • キーワードで引用ノートを探す
    Copyright © 2024 Culturelife Inc. All Rights Reserved.